ヒデキマツバラの猫道Blog

弾いて歌って踊るサウンドクリエイターが綴るドラネコ風エッセイ

有名人と同姓同名同業種であるデメリット及び解消法

松原秀樹」という名は、思いのほか多い。

一般人から有名人、実業家に文化人、そして罪人まで。

 

全国の「松原秀樹」を集めてサミットを開いたら、

さぞ興味深い顔ぶれが並ぶことだろう。

 

もちろん音楽家にも「松原秀樹」は存在する。

少なくとも、お二方ほど存じ上げている。

ご両人とも、各界きってのレジェンドである。

 

まず、ベーシストの松原秀樹さん。

日本の音楽業界で、神様と呼ばれる方。

そのベース音を耳にしたことのない日本人はいない。

そう断言できるほど、あまたのヒット曲群に貢献されている。

また、ジャニーズ出身という肩書きを持つ

唯一の「松原秀樹」でもあられる。

 

もうおひと方は、音楽心理学の権威、松原秀樹教授。

皆から惜しまれつつ故人となられて数年経つが、

教授の残された足跡と研究は、今なお偉大である。

ファンクラブを持つほど人徳者だった「松原秀樹」は

御大をおいて他にはあるまい。

 

そんな伝説的な音楽家たちと同姓同名であるのは、光栄な反面、

ネット時代ならではのデメリットも生じてしまう。

 

松原秀樹」でネット検索していただければ一目瞭然。

根気よく検索し続けていただかない限り、僕は現れない。

 

僕の活動に興味を持たれた方が、ネットで調べようにも

他の「松原秀樹」にばかり行き当たるというわけだ。

 

松原教授とは同郷ということもあって、

なおのこと紛らわしい。

 

「音楽目録で松原くんの名を見つけたの! 本まで出版してたのね!」

名古屋の芸術大学で同期だった女の子が

興奮した声で電話をかけてくるほどである。

 

僕の知り合いでさえそんな具合だから、

音楽にご縁のない方々にとって

ネットで拾い読みする「松原秀樹」という名の音楽家は

さぞつかみどころのない一個人に映ることだろう。

 

国民的Jポップを手がけ、大学教授で、シンセサイザープレーヤーで、

元アイドルで、学術書の著者で、ソングライターで、振付師で、

何でもありのスーパーマン

まるでサーカスの宣伝である。

 

とりわけ痛快なのが画像検索。

実に様々な「松原秀樹」が現れる。

昔の僕しか知らない方が見たら

一体どの画像を僕だと誤認されることだろうか。

 

 

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一方、音楽の神様や心理研究を目当てに「松原秀樹」を検索された方には

こうして僕のような「松原秀樹」までヒットする羽目になるのだから

誠にお気の毒としか言いようがない。

せめてこんなお気楽なエッセイでも読んで、

余暇の笑いのタネにしていただければ幸いである。

 

さて、僕ら「松原秀樹」は三者三様にベクトルが違う。

音楽的にカブる要素が皆無なのだ。

 

にもかかわらず、「松原秀樹」の名の下、

僕の存在はまるで真昼の月である。

明るい太陽がふたつ、燦然と輝いているのだから。

 

こちらからあの手この手で情報発信しても、

それを求めてる方に届かないのであれば、

未知の宇宙文明に向けて地球から発している電波にも等しい。 

 

どうすれば僕の声を届けられるのだろう。

 

そして思い至ったのが、改称である。

名は「松原秀樹」のまま、字面さえ変えれば

すでに名を成した「松原秀樹」たちとは別に

新しい「松原秀樹」が確立できるのではないか。

 

そこで、このブログ開設を機に

さっくりと西洋風カタカナ表記へ。

 

こうして「松原秀樹」から脱皮、

ピカピカな「ヒデキマツバラ」が誕生した。

 

ものの本によると、カタカナには独特のパワーが宿るらしい。

そのおかげだろうか、以来、肝が座ったというか

楽観思考に拍車がかかり、物事に動じなくなった。

 

ネットも一発でヒットするようになり

めでたし、めでたし。

 

それにつけても、前述のレジェンド達とトリオになって

松原秀樹オンリーのバンドを組んでいれば、

21世紀のYMOに成り得たのではあるまいか。

そんなノンキことを思う、晩夏のヒデくんであった。