ヒデキマツバラの猫道Blog

ドラネコ視点の少し風変わりな猫道(キャットウォーク)ブログ

 毎日をクリスマスのように生きる勇気 〜Every Day's Like Christmas〜

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クリスマス目前ですね☆

 

僕らのサンタさん

子供時代、クリスマスツリーの飾りつけで始まる12月は、夢のようなひと月でした。

 

今度サンタさんに何もらう?

部屋中にありったけのおもちゃカタログを広げる僕と妹。

 

僕たちには、サンタさん宛ての手紙を出す秘密のポストがありました。

それは子供部屋の天井近くにあった小窓。

 

家中に窓はたくさんあるのに、なぜかその窓だけは特別でした。

なぜなら、そこから覗いた裏庭は、目に見えない別世界だったからです。

 

晴れた日、雨の日、風の日、雪の日、春の宵、夏の夜、秋の午後、冬の朝。

1年中飽きることなく、2人してその窓から、夢のように豊かな外界を眺めました。

遠足前にはてるてる坊主をつるし、クリスマス前にはサンタ専用ポストとなりました。

 

欲しいおもちゃが決まったら、サンタさん宛ての手紙を書きます。

それを飛行機に折って、その小窓から裏庭にツイーっと飛ばします。

 

手紙は時として茂みにまぎれました。

隣家の屋根に引っかかりました。

雪に濡れました。

 

でも、その小さな窓から飛ばした手紙は、必ずサンタさんに届く!

そう信じて、片時も疑いませんでした。

 

両親「もうサンタさんへの手紙は出したの?」

僕ら「うん、もうとっくの昔に出したよ!」

 

小学校を卒業するまで、ずっとサンタさんの存在を信じてた僕ら兄妹。

まさか両親が僕らの手紙を探し出すために、裏庭で奮闘していようとはつゆ知らず。

 

庭じゅうの茂みという茂みをかき分け、長い棒を屋根に渡しては、雨雪に濡れた文字を判読していた両親。 

後から聞いた話では、さながら宝探しのようだったと。

想像するだけで、涙ぐむほど笑えてきます。

 

両親とも多忙だったのに、かけがえない「夢」をプレゼントしてくれていたんですね。

そんな両親の子でいられて、僕らは実に幸せな子供たちでした。

 

 

夢見る勇気

サンタさんがやってくる!

そんなワクワクずくめの中に暮らした12月。

 

イブの夜は、サンタさんが来るまで起きてる!と粘ります。

クリスマスの朝は、歓喜とともに目覚めます。

 

あぁ、1年がずっと12月だったらどんなにいいだろう。

毎日がクリスマスだったらなぁ。

 

そんな無邪気な発想も、大人になればどこへやら。

師走の街の中に紛れ込んでしまいます。

 

ただでさえ寒くてせわしない年末。

追われてばかりの毎日に、いつしか子供心がお留守状態。

そこには不平や不満がつけ込んできやすいものですね。

  

大人になると、毎日がクリスマスのような夢の中に生きるのは、とても勇気がいります。

毎日を全身で受け止めて突き進んでいた子供の頃と違って、大人は前進すること自体に勇気が必要なのです。

夢を見るヒマもなければ、お金も心のゆとりもない、と。

 

そもそも夢のありかはどこでしょう?

それはしばしば現実から目をそらしたところにあると思われがち。

でも僕は違うような気がするのです。

 

夢って、現実の真っ只中にあるのではないか?

僕らがサンタ専用ポストにした小窓のように。

 

大人から見れば、ただの小窓。

でも子供の目から見れば、サンタさんに通じる秘密のポスト。

 

そう、モノの見方や捉え方が変わると、現実世界の中にファンタジーの扉が開くのです。

だから現実から目をそらすのではなく、むしろ現実を「観察」することが大事なのだと思います。 

 

現実世界で我々は不安や恐れ、痛みに翻弄されがちです。

でもネガティブなものを大人の視点のままネガティブに見ていると、サンタポストは一向に現れません。

 

現実世界はまるで海賊達でひしめく宝島のようなもの。

いちいち海賊達を相手にしていたら、人生は砂時計のように終わってしまいます。

 

そんなことより僕らはもっと気高く愉快でいられます。

だって僕らは宝探しをするためにこの地球に生まれてきたのですから

喜びと夢を見つけるために

裏庭じゅう、僕たちの手紙を探し回った両親のように。

  

情報化社会のプレッシャーにまみれた経済先進国に生きながら、毎日がクリスマスみたいな気分で生きることは挑戦ですらあるのかもしれません。

日常レベルで喜びや感動、美しさを見い出すには「勇気」が欠かせません

 

喜び、感動、美しさはどこからもたらされるのでしょう?

それは自分のお気に入りの人や物に囲まれてる時とは限りません。

むしろ自分の苦手な人や厄介な出来事の中に「美徳」や「学び」を見い出した時かもしれません。

厄介な骨折りを克服した時こそ、思いもよらない絶景に出会えたり、見たこともない配色が体験できたりするわけです。

 

だから夢見ることを忘れないでくださいね。

きっとあなただけのサンタポストが見つかります

毎日がクリスマスのような輝き方、それがあなたにふさわしいのですから。

 

 

毎日がクリスマスなら

最後に、素敵なクリスマスバラードをご紹介しましょう。

コールドプレイのクリス・マーティンが共作に名を連ね、スターゲイトがプロデュースしたハートウォーミングな1曲です。

近年のカイリー・ミノーグ作品では群を抜いて大好きな曲。

ホリデーシーズン中、ずっと口ずさんじゃってます。

*一度《YouTubeで見る》ボタンを押していただく必要があるかもしれません。

 


Kylie - Every Day's Like Christmas (Official Video)

 

パーティー気分の時には、リミックスの方をオススメします。

伝説のUKソングライタートリオ、ストック/エイトケン/ウォーターマンが25年ぶりに再集結、PWL黄金期を彷彿とさせる感涙もののユーロダンスサウンドに仕上がってます!

*一度《YouTubeで見る》ボタンを押していただく必要があるかもしれません。

 


Kylie - Every Day's Like Christmas (Stock Aitken Waterman Remix)

 

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