ヒデキマツバラの猫道Blog

サウンドクリエイターの日常に潜む笑い、癒し、気づき、そして魔法をつづったドラネコ風エッセイ

シロクマ天国

それはある冬のこと。

どういうわけだか、家の中で僕の部屋だけ異常に寒かった。

 

年中から年中、疾走する川風とビル風に取り囲まれてる我が家。

だからこそ寒さ対策は万全だったのに、マイルームだけが冷凍庫。

 

いくら入念に調べても、原因がわからない。

外から風の入るすきまはないのに、身も凍る寒さ。

まるで吹きっさらしのベランダにいるかと思うほど。

 

「他の部屋より10度は室温低いんじゃない?」

マイルームを訪れた者は皆、その寒さに怖れおののき退避していった。

 

もはやウォームビズだの環境問題だの言ってられない。

暖房を最高温のハイパワー強風最大設定にして、なおかつ電気ストーブに貼りつく。

 

それでも暖かくならない。

暖房と電気ストーブをマックスにしても、吐く息が白いのである!

まるで遭難寸前にたどりついた吹雪の山小屋で、なけなしのマキを火にくべ、頼りなくチロチロ揺れる炎に手をかざしている心境。

 

就寝時ともなると、寒さはピークに達した。

暖房全開で足元に電気あんかを入れつつ、羽毛布団と毛布のサンドイッチ状態で寝ても効果なし。

ベッドでやみくもに全身をジタバタさせ、その場しのぎで摩擦熱を起こしながら床につくありさま。

 

なんと寒い冬だったことか。

その年は、どれほど春の訪れが嬉しかっただろう。

 

ところが次の冬が巡ってくると、マイルームだけ大寒波の再来。

またしても春が来るまで、半年もの冷凍庫ライフ。。。

観念した僕は、着るものは普段着から下着やパジャマに至るまで防寒用衣類を大量購入。

部屋で過ごす時は、5枚も6枚も重ね着。

それでもなお、さらにオーバーを羽織りたいほど寒い!

淹れたてのコーヒーや紅茶なんて、みるみるうちに冷めていく。

 

こうなると、自分の部屋に入るのも、ちょっとした北極旅行である。

はたしてこれが21世紀の日本、それも山陽地方政令指定都市の真ん中で生きる者の暮らしであろうか。

 

ついに我慢も限界、生まれて初めて電気毛布の購入に至った。

しかし怖るべし大寒波。

安全で理想的とされる電気毛布の使い方をしてたんじゃ、まだ寒くて眠れない。

最強に設定した上、首から足元まで全身を密着、一晩中つけっぱなし、そこまでしてやっと寒さがしのげた。

(*マネしないでください。やけどや脱水症状を引き起こす危険性があります!)

 

この尋常じゃない寒さは、一体何なのであろう?

廊下からマイルームのドアをくぐれば、室温差は歴然。

就寝以外はリビングに避難しなければならないほど。

マイルームだけが連日の低温注意報。

 

特に帰宅時ときたら閉口もの。

暖房の消えたマイルームは、戸外よりも寒かった!

外から帰ってきたのに、吹きっさらしの橋上に出たのかと思うほど。

もしやマイルームのドアは、寒冷地限定どこでもドアではあるまいか!?

 

これほどまでに寒いと、シロクマを飼うことだってできよう。

北極を再現したかのようなマイルーム。

シロクマには天国でも、僕には厳寒の滝打ち地獄である。

 

氷河期は続いた。

次の年の冬、そしてさらに翌年の冬も。

 

ハイネック、もこもこパンツ、厚手のハイソックスetc

収納のかさばりそうな厚手の衣類がどんどん増えていった。

そんな格好で外出しようものなら、大寒でさえ大汗をかくほどなのに。

 

おかしい。

絶対、何かがおかしいよ!!!

 

明くる年、秋風が吹き始める頃になると、気が滅入った。

またしてもシロクマくんが大喜びの氷河期が巡ってくるのか。。。

 

「この冬は例年にないほど厳しい寒波に見舞われるでしょう」

聞くんじゃなかった。。。

「くれぐれも暖かくしてお過ごしください」

満面の笑みを浮かべて解説する気象予報士のお姉さんの耳触り良い声に、僕の憂鬱はさらに募った。

 

耐え忍んできた幾年月。

それよりも寒くなるなんて、あぁ無情。。。

神は我を見放したりかコスタリカ。。。

 

さて、そんな秋のことである。

急に部屋の模様替えがしたくなった。

 

さっそく家具を大移動。

合間に一息つきながら、模様替えの秘訣をネットで調べてみる。

すると意外な一文が目に飛び込んできた。

 

部屋の雰囲気をガラッと変えたかったら

まず変えるべきは「カーテン」です。

カーテンは面積が広い分、

それだけで見違えたように模様替えできるでしょう。

 

なるほど、カーテンか。

僕の部屋は壁四面のうち、二面が窓ガラスとガラスドアで外に面していた。

二面の色や模様が変われば、さぞイメージも一新するだろう。

 

当時、部屋にかけていたカーテンは、まだ買い換えて4年。

◯印◯品で安価に買った代物で、処分しても未練はなかった。

 

せっかく部屋のイメチェンをするんだから、今度はカーテンのグレードをグッと上げよう。

早速ネットショップを当たったところ、メイド・イン・イタリーの生地に一目惚れ。

 

そうして届いた現物は、見るからに上質で申し分ない。

ただ、生地の薄さが気になった。

裏地付きの分厚い◯印◯品のカーテンと比べると、半分の厚みさえない。

もしかして、今までより更に厳しい氷河期が訪れるのかも。。。

 

やがて冬が到来した。

ところが、拍子抜けするほどその冬は暖かかった。

外は大寒波で大雪に見舞われていても、マイルームはぬくぬくポカポカ。

なにしろ電気ストーブにかじりつくこともなく、暖房も低めで十分に暖かい。

電気毛布さえ、出動する機会があまりなくなった。

 

「この部屋、随分あったかくなったねぇ」

「うん、なんかあったかいよね」

「外めっちゃ寒いのに、他の部屋よりあったかいくらいじゃない?」

「今までの4年間が異常なだけで、それ以前はこれくらいあったかかったんだけどねぇ」

「じゃあ、この4年間で何がいけなかったんだろうね?」

 

そこで初めて気づいた。

ひょっとして、カーテン!?

 

氷河期で北極時代だった4年間と、◯印◯品のカーテンで過ごした4年間。

見事に合致。。。

 

メイド・イン・イタリー生地カーテンのさらなる偉大さを知ったのは、その夏。

部屋が涼しいのである。

 

そう、カーテンの役目とは、単に直射日光を遮ったり、外からの目隠しだけではない。

無防備な窓ガラスやガラスドアからもたらされる冬の冷気や夏の熱気を遮断してくれる、ありがたい存在なのだ。

 

あの時、部屋の模様替えを思いつかなかったら、さらにはネットでカーテンの記述を見つけなかったら、マイルームは北極圏のままだっただろう。。。

 

こうしてマイルームの氷河期は、ウソのように終わりを告げた。

以後、二度と寒さに脅かされたことはない。

 

 

あなたのご家庭では、シロクマやペンギンを飼ってらっしゃる?

だったらカーテンは◯印◯品で決まり!

どんな暑がりなシロクマくんたちもこれでひと安心♪

◯印◯品のカーテンがあれば、日本でも快適にひと冬越せるよ!

◯印◯品のカーテンがあれば、あなたのおうちもたちまち北極圏♪

 

シロクマ万歳、◯印◯品!

シロクマ天国、◯印◯品!

 

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出典/fubiz.net

 

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