雨の日だって、悪くない。
幸せな雨の歌をいくつか作ってきたから。
雪だったら、なおのこと詩的。
なのに、どうだ。
朝一番、パーっと開けたカーテンの先に広がる曇天。
やがて正午をさした時計の針。
黒雲はますます厚く空を覆うばかり。
降るでもなく、ジメジメ暗いだけ。
いつまで続くのだろう。
こんな日が。
このひと月で、何もかも変わってしまった。
自分の人生だけ考えていればよかった日々。
そこから卒業する時なのだ。
人に優しく当たり障りなく接していればよかった日々。
そこからも卒業すべき時なのだ。
家を背負う。
音楽教室を背負う。
母が守ってきたもの。
それを今度は自分が背負っていく番なのだ。
目の前には未知の世界。
だからこそ関わらずにいた世界。
ひとり決断することを学んでいく。
今一番欲しいもの、それは慰めじゃない。
欲しいのは、闘志に火をつける真理。
「大変だからこそ偉大なんだ」
映画「プリティーリーグ」で、
つらい時はいつだって僕の背中を押してくれた、太陽光のような真理の言葉。
僕の眼前に広がっているのは、舗装道路なんかじゃない。
そこへ裸足で立ち向かっていく勇気をもとう。
そう誓った大寒の日。
大寒 ── 1年で最も寒い時期。
そこを超えるからこそ、立春へと至る。
そこを避けていたら、人生の春も夏も永遠にやってこないのだ。
一筋の陽射しさえ通すまいとする黒雲。
その厚い雲海の向こうを見据え、真摯に歩んでいこう。
必ずそこにあるから。
燦然と光輝くものが。
ライブ動画をアップしました。
Daybreakerとは、夜明けをもたらす勇者のこと。
DAYBREAKER ヒデキマツバラ by Hideki Matsubara
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