ヒデキマツバラの猫道Blog

音楽、マインドフルネス、それにユーモアを愛するネコ目線のキャットウォークブログ

大寒の太陽 The sun in the hardest time

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写真/ライブ「アクアボーイ」より

 

雨の日だって、悪くない。

幸せな雨の歌をいくつか作ってきたから。

雪だったら、なおのこと詩的。

 

なのに、どうだ。

朝一番、パーっと開けたカーテンの先に広がる曇天。

 

やがて正午をさした時計の針。

黒雲はますます厚く空を覆うばかり。

降るでもなく、ジメジメ暗いだけ。

 

いつまで続くのだろう。

こんな日が。

 

このひと月で、何もかも変わってしまった。

陽は陰り、灯火も消えた。
 

自分の人生だけ考えていればよかった日々。

そこから卒業する時なのだ。

 

人に優しく当たり障りなく接していればよかった日々。

そこからも卒業すべき時なのだ。

 

家を背負う。

音楽教室を背負う。

音楽プロダクションを背負う。
 

母が守ってきたもの。

それを今度は自分が背負っていく番なのだ。

 

目の前には未知の世界。

だからこそ関わらずにいた世界。

 

そこへ踏み出すことを学んでいく。

ひとり決断することを学んでいく。

 

今一番欲しいもの、それは慰めじゃない。

欲しいのは、闘志に火をつける真理。

 

「大変だからこそ偉大なんだ」

 

映画「プリティーリーグ」で、大勝負から身を引こうとする主人公に対してトム・ハンクスが放ったセリフ。

つらい時はいつだって僕の背中を押してくれた、太陽光のような真理の言葉。

 

僕の眼前に広がっているのは、舗装道路なんかじゃない。

むき出しの大地だ。
 

そこへ裸足で立ち向かっていく勇気をもとう。

そう誓った大寒の日。

 

大寒 ── 1年で最も寒い時期。

そこを超えるからこそ、立春へと至る。

そこを避けていたら、人生の春も夏も永遠にやってこないのだ。

 

一筋の陽射しさえ通すまいとする黒雲。

その厚い雲海の向こうを見据え、真摯に歩んでいこう。

 

必ずそこにあるから。

燦然と光輝くものが。

 

 

ライブ動画をアップしました。

Daybreakerとは、夜明けをもたらす勇者のこと。


DAYBREAKER ヒデキマツバラ by Hideki Matsubara

 

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