ヒデキマツバラの猫道Blog

ドラネコ目線でサウンドクリエイターの日常に潜む笑い、癒し、気づき、魔法をつづったキャットウォーク・エッセイ

離島巡りで発見したもの 〜四国・忽那諸島編〜

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「外から眺めるのと、内から眺めるのとでは、印象がまるで異なる」

それがこの日、最初の発見でした。

 

忽那諸島(くつなしょとう)──愛媛県の松山沖に浮かぶ30近い小さな島々

 

それは松山へ船旅するごとに、いつも沖合を素通りしていただけの島々。

正直言うと、ものも言わず黙り込んでいる人のようなとっつきにくさを感じてきた島々。

 

ところが上陸してみて印象が覆されました。

島々はマリンブルーをたたえた穏やかな眼差しで僕らを歓迎してくれたのです。

 

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睦月島の睦月港から四国を臨む

 

前回のプロローグ編に続き、離島巡り本編をお届けします。

僕らが上陸した5島で発見したものを、写真と一緒にたどっていきましょう。

 

  

二神島(ふたがみ じま)

なんてのどかな島。

人口が百数十人程度と聞いてた島。

実際、見かけたのは釣り人が数人、そして網に残った魚をものにしようとするネコ一匹だけ。

 

近代化されていない古き良き日本の原風景を残した二神島

その光景はかつてアメリカの有力誌「ナショナルジオグラフィック誌」に掲載されたほど。

 

この島の名物は、とある旧家の中庭にありました。

 

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巨大サボテン!

二階の軒先さえも超えちゃってますね。

 

二神島では印象に残ったお話があります。

それは戦艦大和にまつわるエピソードでした。

この海域は深度があるため大型船舶の航行に向いており、1945年の出撃で沖縄に向かう途上の大和も二神島の沖合を通過したのだそうです。

その際、二神島の住人たちは大きく手を振り続けて、艦上の乗組員たちを激励したのだとか。

敗戦後、生き延びた大和乗組員たちは、あの時の礼を述べるためにこの島を表敬訪問されたのだそうです。

なんと仁義を尽くした美談でしょうか。

 

睦月島(むつき じま)

ひなびた家々が立ち並ぶこの島は、かつて四国から関西へ出荷されていた伊予かすりの商取引で栄えたそうです。

呉服商の御屋敷が立ち並んでいたあたりも、今は無人の廃墟。

 

この島も人口は少ないものの、車や自転車で行き交う野良姿の島民をよく目にしました。

どなたも純朴な明るさをのぞかせるお人柄。

小さな商店のおばあさんから、思いがけず甘いみかんの差し入れをいただくひと幕も。 

 

それにしても海の水のきれいなこと。

桟橋から見下ろしただけで、この色! この透明度!

 

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輝くエメラルドブルーの中で泳ぐ魚たち。

 

遠い沖合から見れば愛想がなさそうでも、近づけば澄んだ水で満たされている。

それは人であっても島であっても同じなのだなぁ。

そんなことを発見した睦月島でした。

 

北条鹿島(ほうじょう かしま)

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文字通り、鹿が生息しているこの島は、周囲わずか1.5kmの小さな無人島。

対岸の四国からわずか400mなので、泳いでも渡れそうな距離です。

そんな好立地ゆえ、忽那諸島の中では唯一観光客で賑わっていました。

 

冒頭でもご紹介したこちらのお食事処でランチをいただきました。

 

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海の上に張り出したユニークな建物!

この3階が百畳敷きの大広間になってます。

 

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海面に反射した陽射しで、お座敷はご覧の通りの明るさ。

そして窓の外に広がるオーシャンブルー

 

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ひたすら心地よい海風を浴びながら、お待ちかねの海鮮御膳です。

 

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お代わり自由の鯛めし、おいしくて何杯もたいらげてしまいました!

 

このお食事処にはとっておきのエピソードがあります。

寅さんこと国民的映画俳優の渥美清さんが、生前お忍びで度々訪れていたのだそうです。

寅さんファンになって4年越しの僕にはうれしい発見でした。

 

お店の廊下に掲示されていたのがこちら。

 

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このお食事処は、まさしく昭和時代の民宿のような店構え。

海に面した廊下を歩いても、階段を上っても、ガタがきて床板が軋むこの感じ。

突き当たりの個室から「よっ!」って寅さんが顔を出しそうな雰囲気なんです。

 

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こんな景色を前に、渥美清さんも海風に当たっていたんでしょうねぇ。

またいつかフラリと来たくなってしまう島でした。

 

野忽那島(のぐつな じま)

お食事にすっかり満足した僕らを待ち受けていたのは、この日最大の試練でした。

 

映画のロケ地にもなった野忽那島

 

「ここの展望台は瀬戸内海が一望できるんですよ」と地元ガイドさん。

「体力に自信のある方は一緒に登りましょう!」

そこでガイドさんについて行ったところ、木製の階段が想像以上の急勾配。。。

 

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階段→坂道→さらに階段、と容赦ない登山ルート。

こ、ここは陸上部の強化トレーニング場ですかぁ〜!?

 

そんな思いで息を切らせて登った頂上。

そこには疲れを忘れさせてくれる景色が広がっていました。

 

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空と陸と海が交わる場所!

島の東側に広がる四国。

その手前にある子犬のようにかわいい小島が、先ほどお食事をとった北条鹿島ですね。

 

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島の北側には、遠く本州が見渡せます。

気分はさながら天守閣から領地を見下ろすお殿様。

 

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こちらは島の西側にある港と忽那諸島の島々。

絶妙な配置ですねぇ。

海の神様のなせる粋な采配なんでしょうね。 

 

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上陸記念に美美の環スタジオ一行でパチリ。

登山の疲れを微塵も感じさせないお調子者が僕です(笑)
 

津和地島(つわじ じま)

いよいよ忽那諸島5島巡りも終盤。

 

この島で発見したものは、お宮参りの帰路、でたらめに歩いてた路地で見つけました。

見上げれば、そこにガス灯???

おぉ、まるで大正ロマンの時代に迷い込んだよう。

 

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コラージュされたような空と島。

個人的にお気に入りの一枚です。

 

瀬戸は日暮れて

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西日に見送られながらの帰路。

今日1日、いろんな島で発見したものへ想いがめぐります。

 

いいなぁ、島暮らし。

お花見に行った江田島でも感じたけど、いつか島に住めたらなぁ。

 

こんな人里離れた里島だったらなおのこと。 

潮風や波音を日々の友にすれば、どんな豊かな音楽が作れるんだろう。

 

沈む夕日。

満点の星明かり。

まるで夢の中に生きているよう。

 

そんな夢見る僕にガイドさんが一言つぶやきました。

「島には蜘蛛とか蜂がやたらと多いんですよ」

「。。。。。。」

(完)

 

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怒和島に寄せて】 

このたびの離島巡りクルーズ行程には当初、怒和島(ぬわじま)が含まれていました。

ところがその後、広島/岡山/愛媛各県を襲ったこの夏の集中豪雨により、怒和島でも死者を出すほどの土砂被害に見舞われてしまいました。

いまだ島の復旧が進んでいないことから、このクルーズでの上陸も見送られました。

ここで改めてお見舞いとお悔やみを申し上げますとともに、島民の皆様が健やかな日常生活を取り戻せる日が1日も早く実現しますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

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いよいよ明日が本番です!

Music House美美の環 クリスマスコンサート2018

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【Date】2018-12-22 (土) 14:00-15:30

【Place】カワイ広島店 パーチェ・ホール

【Ticket】¥1500

【Appearance】松原リディア美江、ヒデキマツバラ etc

【Contact】info@miminowa.com

 

ライブ動画、たくさん見ていただいて感謝です!

ヒデキマツバラ - Disconnected (Live)


DISCONNECTED ヒデキマツバラ by Hideki Matsubara