サラ・ブライトマン来日公演レポートも第四夜。
当初は2回の前後編で終わらせるつもりが、随分と長いシリーズになりました^^
広島公演から4ヶ月が経過した今やっと、あの夜のことを一気に文章化してます。
既にお気づきの方もいると思いますが、当ブログに「サラ・ブライトマン」カテゴリーを新設しました♪
今回でもう8本目なんですよね、サラ関連の記事。
こうした特定記事やライブレポートって、そのアーティストのファンが読んで楽しむもので、そうでない人が読むとちっとも面白くない、ということが往々にしてあります。
そこで前回の第三夜では、サラのファン問わず、普通にエッセイとして読めるようなものをと思い、自分の人生観と絡めて書いてみたのでした。
第三夜
hidekimatsubara.hatenablog.com
サラ達のような大物スーパースターって、作品や舞台公演そのものが深く人生観や宇宙観に根指しています。
だからこのブログでも、彼らの音楽や舞台そのものを語るだけでなく、それを切り口としながら、裏に秘められた暗号というかメッセージを紐解いていけたらいいなと思ってます。
それをファンの人達が望んでいるかどうか、僕の関知するところではないのだけれど、世の中にそんなブログがひとつくらいあってもいいよねと。
前置きが長くなりました。
第四夜は、また別の視点から4/19公演について書き進めていくことにしましょう。
洋楽アーティストの共通ポイント(その1)
大物洋楽アーティスト全般に言えること。
MCって短めですよね。
軽めの挨拶や曲紹介どまり。
確かに言葉の壁はあるかと思います。
それを別としても、ただ一概にトークより音楽パフォーマンスの方を重視しているわけではなさそうです。
オーディエンスからコメントが飛んでくると、アーティストが気の利いたジョークで返す、なんて光景もよく目にしますよね。
むしろファンとの即興的な触れ合いを楽しんでいるように見受けられます。
となると、彼らがあまり喋らないのは、時間的な制約の問題なのでは。
昔と違い、現代では舞台演出の規模が格段に巨大化しました。
その分、アーティスト側にも分刻み秒刻みでのステージ進行が要求されているんでしょうね。
インパクト最強だった瞬間
サラの舞台も演出規模が世界トップクラスなので、これまでMCが短めなのもうなずけました。
特に今ツアーは全30曲のフルボリューム!
しゃべる隙間がなくて当然。
そんな状況ながら、このたびはこまめに曲間で短いMCを入れつつ、丁寧に曲紹介やゲスト紹介をしていた姿が印象的でした。
そしてこの日、インパクト最強だったのが「Fly To Paradise」を歌い終わった後のMC。
続く「Time To Say Goodbye」を紹介していたサラは、お酒でもかっくらったかのようにテンションが高くて多弁になり、さかんに何度も笑い声をあげていました。
驚きました。
23年間、いまだかつてステージでこんなにはしゃいだサラ、見たことありません!!!!!
思うに、前曲「Fly To Paradise」でオーディエンスを照らす照明が縦横無尽に走っていましたから、きっとその時サラは客席の熱狂的な反応を目にして、気分が高揚したのでしょう。
他の会場ではどうだったのかな?
女王然としてステージに君臨するサラも、舞台を降りれば開けっぴろげで気さくな人柄。
この日のはしゃぎっぷりは、サラのプライベートな素顔を垣間見れたような貴重な一幕でした。
洋楽アーティストの共通ポイント(その2)
洋楽アーティストにとって、世界で最もノリが悪い国として悪名高い日本^^;
言い方を変えれば、世界一礼儀正しいからこそクレイジーになりきれない、というだけの話ですよね。
その日本の中で最もノリが悪いのが、ここ広島市(苦笑)
これはもう礼儀正しさを通り越して、忍耐強さとでも言うべきでしょうか^^;
そりゃもうビックリするくらいです。
自分のライブの話になりますが、ガバッとジャケットをはだけてタンクトップ1枚になるセクシーな演出があって
広島のお客さんの反応 → シーン。。。(というか、ただジッと見つめてる)
お隣、呉のお客さんの反応 → 「キャアアア!!!」「ヒデキ〜!!!」「サイコー!!!」
土地柄とはいえ、なんなんのでしょう、この違い^^;
思うに、昔から港などで栄えて対外交流の盛んだった街ほど、多様な価値観を受け入れてノリがいいような気が。
他県でも、その場を盛り上げてくれるオーディエンスって必ずいるもの。
でも広島市内は違います(笑)
楽しんでいることに変わりなくても、それを外に向けて表現しないのですね。
スタンディングオベーション
そんな広島において、広島人らしからぬ盛り上がりを目の当たりにしたのが、この日のサラ公演でした。
武道館公演をはじめ、東京、大阪、福岡、いろんなところでサラのライブを体感してきました。
でもこんなに盛り上がったのは、かつて経験したことありません!
スタンディングオベーション(観客総立ち)だって、今までの公演だと2回が相場。
3回もあれば、かなり盛り上がったなぁって気がしていたものです。
この日、広島のオーディエンスは一体、何回スタンディングオベーションしたことでしょう。
その数、どう控えめにみても6〜7回はありました!
しかも拍手喝采が鳴り止まないのですよ、これが。
みんないつまで続けるの!?って思いながら、僕も夢中で拍手してました。
本当にこれが世界一ノリの悪い広島のオーディエンス!?
ラスベガス公演かと見まごうほど、過去に類を見ない熱狂がここ広島で体感できるなんて、誰が想像し得たでしょう!
それも礼儀正しき中高年層がひしめきあう中で^^
素晴らしい歌声を披露してくれたサラに、この感激を伝えたい!
そんな熱き想いを持った愛すべきオーディエンスの一員であることに、僕は喜びを感じました。
サラのボーカルパフォーマンス力はもちろん、ホール音響よし!客のノリよし!
何もかも奇跡のように恵まれた、サラ史上最高のライブでした!
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サラ・ブライトマン「ラ・メール」の歌詞に触発されて制作しました。
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