この春の日本公演でワールドツアー前半を終えたサラ・ブライトマン。
秋からスタートしたツアー後半戦のヨーロッパ公演も終了して、HYMNワールドツアーはひとまず閉幕しました。
さて、以前HYMNワールドツアー広島公演について4回にわたってレポートしてきました。
実を言うと、あれで終わりではありません(笑)
むしろこれから書いていくことこそ、サラ・ブライトマンのファンの方々に一番伝えたかったことです。
では一緒にHYMNツアーの真髄に触れていきましょう。
セットリストの謎
コンサート会場の座席についてから開演を待つまでの間。
買い求めたパンフレットに付属していたセットリストを、僕は穴があくほど見つめていました。
*こちらにセットリストを掲載しました↓
サラ・ブライトマン「HYMN」ワールドツアー来日公演 in 広島 〜サラ・ブライトマンHYMNツアー公演(第二夜)〜
頭の中は疑問符だらけでした。
今までのツアーでは、代表作と最新作からの選曲で構成されてきたプログラム。
それがこの度は違った様相を呈していたからです。
例えば、サラマニアを自認していた自分でさえ、第1部10曲目に掲載されてある「ミゼレ・メイ」がどんな曲で、どのアルバムに入っていたか思い出せませんでした^^;
(答えは「ハレム」です!「ビューティフル」の前奏曲になっているクワイヤーのみの楽曲ですね)
それに「オペラ座の怪人」から唐突に「マスカレード」が選ばれているのも不可解でした。
サラのライブで披露されるなんて史上初ですよね。
ところが舞台が開演し、冒頭の「嘆きの天使」から「ストレンジャー・イン・パラダイス」「カルペ・ディエム」へとプログラムが進行していくにつれ、謎が解けていきました。
僕の疑問は驚きに変わり、やがて感動へと変貌を遂げたのです。
HYMNツアーの正体
サラは過去ツアーで不可能だったことをついに実現しました。
それはオーケストラとバンドに加えて、クワイヤー(*コーラス隊)を全面導入したこと。
その規模たるや、クワイヤーだけでなんと約40人!
総勢70人近い音楽家が、HYMNワールドツアーのサウンドを固めたのです!
サラがリリースしたアルバムを網羅されている方々、試しにHYMNツアーのセットリスト順に聴いていってみてください。
どの曲にも荘厳なクワイヤーによる重厚なコーラスがのっていますよね。
そう、今ツアーではサウンドがCD通りに再現されていたのです!
これは限りなく不可能に近い、すごいこと!
音楽スタジオで録音することと、生のライブで披露することは全くの別物ですからね。
例えば音楽アワード等の特別な機会に、1〜2曲だけそういった豪華な編成で演出することなら可能かもしれません。
でもライブ1本丸ごと、オーケストラ+バンド+クワイヤーを従えるなんて、売れっ子のトップアーティストたちでさえも真似できないこと。
それはサラ自身でさえ例外ではありません。
過去のツアー(「ワン・ナイト・イン・エデン」「ラ・ルーナ」)では一部の楽曲でクワイヤーが採用されていましたが、10人程度の小規模なものでした。
「ハレム」ツアー以降は、スペクタクルな演出やダンサーたちに予算をつぎ込んだ分、コーラスは妹のアメリア・ブライトマンら1〜2人が担当するのみで、クワイヤー部分が全面カットされていましたね。
でも、ついにサラはやり遂げました。
ソロアーティストとして、これほど大規模な編成で世界数十か国をツアーをするのは、おそらく前代未聞でしょう!
My best show to date!
思えば、アルバム「HYMN〜永遠の讃歌〜」制作時点のインタビューで、サラは新作のキーポイントとしてクワイヤーの導入をあげていました。
実際クワイヤーとのレコーディングセッション風景もネットにアップされていましたね。
そして来日公演のプロモ映像の中でも彼女は語っていました。
「これまで自分がやってきたショーの中でも最高のものになるわ!」
CD通りのサウンドで再現された生のライブが、クラシック専用の極上な音響ホールで味わえた広島公演。
そこにいた僕らはなんという幸せ者だったのでしょう!
サラ・ブライトマンHYMNワールドツアー広島公演レビューシリーズ
●第一夜「僕の街のサラ・ブライトマン」
hidekimatsubara.hatenablog.com
●第二夜「サラ・ブライトマン『HYMN』ワールドツアー来日公演in広島」
hidekimatsubara.hatenablog.com
●第三夜「涙のサラ・ブライトマン」
hidekimatsubara.hatenablog.com
●第四夜「嵐のスタンディングオベーション」
hidekimatsubara.hatenablog.com
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