生きていくのに大事なこと。
それは毎日を心豊かに生きること。
そんな風に思ってる僕が、どんなに時間がなくても大切にしている日課が3つある。
・読書
・手料理
・ピアノ
今日はこれらをテーマに話を進めてみよう。
読書
夜、欠かせないこと。
それはベッドに入ってからの読書タイム。
一気に読むっていうやり方は、なんだか性に合わない。
じっくり味わって読むのが好き。
そんなこともあって、何冊か同時並行に読んでいる。
今ベッドサイドにあるのは
「火星の砂」(アーサー・C・クラーク/著)
「Q思考」(ウォーレン・バーガー/著)
「ヨーロッパの装飾と文様」(海野弘/著)
「心のきれはし 〜教育されちまった悲しみに魂が泣いている〜」(矢玉四郎/著)
SF小説から自己啓発もの、美術デザイン、童話作家や漫画家の著述まで。
我ながら見事なほど、ごった煮である^^
本を味わうと、それが体の細胞のどこだかに収納される。
それはある日、思いがけない形で芽を出す。
作曲ノートの中に。
エッセイブログの中に。
手料理
料理とは、音楽で言えば編曲のこと。
ずっと興味があり、時間があればやりたいと思っていた。
母親の介護生活がきっかけで、主夫生活をスタートして1年半。
時間はなくても、料理をすることは大事な日課となった。
朝食/ブランチは、サンドイッチやトルティーヤなど、パンに挟む系が多い。
チェダーチーズをベースに、冷蔵庫にある肉や魚、ハム、ソーセージ、それに野菜をミックス。
意外とお刺身のツマなんか重宝したり。
この冬はホットサンドに凝りまくった。
ランチはパスタなどの一品もの。
今日作ったのは、すき焼き丼。
先日はタイ風ココナッツカレーに挑戦、余った分は翌朝のホットサンドにはせて2度美味しかった。
ディナーは30分以内に作れるもの。
今夜のおかずは
・豚肉とほうれん草の香味ダレ
・大根もち
・梅ちりめん冷奴のポン酢かけ
レシピ本を見ながら、片っ端から新しいメニューに挑むのが楽しい。
お店で面白い具材や調味料を見つけると心ときめく。
冷蔵庫のちょっとした食材を活用して、創作的に作れるのも醍醐味。
ヒデくん流手料理のポイントは
・下味をつける(しょうがとガーリックが大活躍)
・タレやソースも手作り
・時間をかけず、且つ美味しく作る
自分の手のひらから生まれたものには生命が宿る。
それは体の細胞のみならず、心の栄養素となる。
ピアノ
一昨年以来、まともにピアノへ向かう時間が取れなかった。
弾けてもせいぜいレッスンの教材研究だったり、コンサートの稽古程度。
先月から日中に1時間なら捻出できるようになった。
その1時間をやりくりしながら、1週間に1曲ずつレパートリーを増やしていってる。
選曲はいずれも美の極み!というほどに耽美、且つ詩情あふれるロマンティックな作品ばかり。
メンデルスゾーン、マーラー、サン=サーンス、ヴェルディー、マスネー。
激動だったこの1年半の反動なのだろう。
繊細な指先のタッチが、鍵盤を通じてえも言われぬ響きを紡ぎ出す。
一音一音が連なり、ダイナミックな交響楽へと発展していく。
それはまさに指先から生まれた人生の縮図である。
永遠の中には存在しないもの
3つの日課、そこにかける時間は、合わせて3時間あまり。
1日の8分の1にあたるその時間こそ、毎日を心豊かにする魔法の時間。
読書、手料理、ピアノ。
いずれも感覚の中で味わうもの。
そして味わった後、形として残すことはできない。
言うなれば、刹那のアートだ。
でもそれだけで終わらない。
刹那こそ永遠へと繋がる。
永遠を知ると、怖れを超越する。
そこは芸術の領域だから。
事実、3つの日課に向かう時、新型コロナ問題なんて忘却の彼方だ。
つまり世界を騒がすコロナ問題は、永遠の中には到底存在し得ないのである。
あなたがコロナ騒動から自由になれるライフスタイル。
それは平凡な日常の心豊かさが鍵を握っている。
代表作「アクアドット」の序章になった「The Sound of Rain」
近々詳しく書いていきますね。