ヒデキマツバラの猫道Blog

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雨音から始まった恋物語 〜オリジナルソング「The Sound of Rain」に寄せて〜 - Everytime It Rains -

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ヒデキマツバラ Live "FALL IN LOVE" より

 

ひと雨ごとに、春に近づく。

近づいてくるのは、人生の春。

それは恋の春!

 

今日はオリジナルソング「The Sound of Rain」について書いていきます。

まずは先月アップしたライブ動画、そして歌詞からご紹介していきましょう。

 

 

RAIN, RAIN, RAIN


THE SOUND OF RAIN ヒデキマツバラ by Hideki Matsubara

 

THE SOUND OF RAIN

ひと雨ごとに 君に近づく

 

突然降り出した 朝の街で

開くアンブレラは 花のように

引き返すヒマはない ツイてないな

カバンかざしながら 急げ あと5分

 

駆けるクロスロード 赤いポルカドット

よける間もなく ぶつかる肩

「ごめん、大丈夫?」 振り向いた途端

君がいた 時が止まった

 

THE SOUND OF RAIN, RAIN, RAIN

ハートまでトキメキ刻む

ONCE AGAIN, GAIN, GAIN

ノックする 胸のドア開けて ようこそ

 

あれから雨の日が 待ち遠しくて

あてのない出会いを 期待してた

靴紐もどかしく 寝グセひとつ

あきれ顔のネイバー

“HAVE A GOOD RAINY DAY!”

 

目印はひとつ 赤いポルカドット

グズつく空を見上げては

今や 顔なじみウェザーマン

どうかお願い 雨を降らせて

 

YOU COULD BE MINE, MINE, MINE

踊り出す ステップ踏めば

SEE THE SIGN, SIGN, SIGN

ほらポツリ鼻先に 空からのキス

 

ひと雨ごとに 君に近づく

 

THE SOUND OF RAIN, RAIN, RAIN

雨音が恋の始まり

ONCE AGAIN, GAIN, GAIN

くり返す「おはよう!君が好きだよ」

 

ひと雨ごとに 君に近づく

ひと雨ごとに 愛に近づく

 

作詞・作曲・編曲/ヒデキマツバラ

 

それは雨の中で始まった

雨の中から始まる片想いのストーリー。

2010年の春に制作・発表した楽曲になります。

物語じたてにスピーディーに展開していく歌詞はとても作りがいがありました!

 

続いては歌詞を追いながら、物語のプロットを詳しく紐解いていくことにしましょう。

 

The Sound of Rain 〜雨音から始まった恋物語

朝の街、突然降り出した雨。

通勤や通学する人達でごった返す街路のあちこちで、傘が開き始めます。

次々に開く色とりどりの傘は、まるで雨の街に咲いた花々のようです。

 

ところが主人公の彼は傘を忘れてきてしまいました。

5分後には電車が出てしまいます。

傘を取りに自宅まで引き返す余裕はありません。

ツイてないな。

彼はカバンをかざしながら、駅へ向かって駆け出します。

 

彼がスクランブル交差点に差し掛かった時のこと。

赤い水玉模様の傘をさした女の子の肩にぶつかってしまいました。

「ごめん、大丈夫?」

彼が振り向いた途端、時は歩みを止めました。

そう、彼は一目で恋に落ちてしまったのです。

 

ドキドキときめきを刻む彼のハート。

雨の雫がリズミカルに地面を打ちます。くり返し、くり返し。

まるで雨音が彼のハートの扉をコンコンとノックしているかのようです。

それは恋の誘い。

彼は一言も言葉を発することができず、雨に打たれたまま立ち尽くしました。

 

その出会い以来、彼は雨の日が待ちきれません。

あてもなく再会できる日が来ることを期待しながら。

雨の降りそうな朝が来るたび、彼は自宅を飛び出します。

靴紐を結ぶのさえもどかしく、髪に寝癖がついたままでもお構いなし。

隣人に出くわせば「やぁ、ごきげんよう!」と声をかける有り様。

こんな天気で何がご機嫌なものか?と隣人はあきれ顔です。

 

あの子の名前すら知らない彼にとって、唯一の目印は赤い水玉模様の傘。

でも肝心の雨が降らないことには探しようがありません。

そこで彼は毎朝、お天気番組をチェックするのが日課になりました。

番組に登場する気象予報士は、今や彼にとって馴染みの顔。

その朝は降ったりやんだりのグズついたお天気でした。

なかなか降ってこない空を見上げ、彼は気象予報士に雨乞いするほどです。

 

雨が降りそうになるたび、彼は嬉しくて仕方ありません。

彼は確信してます。彼女と結ばれる可能性はゼロじゃないと。

駅へと駆けてゆくその足は、ステップを刻んで踊り出すかのよう。

雨音こそ彼にとって恋の合図なのです。

そうしているうち、鼻先にポツリ。

空から素敵な贈り物が届きました。

 

雨音から始まった恋物語

彼は決心しています。

今度会ったら、自分の気持ちを伝えよう。

雨の中、今日も彼は、まだ再会を果たせぬあの子に向けて挨拶を贈ります。

「おはよう、君が好きだよ」

 

アクアボーイと恋愛ポリシー 

雨の日の出会い、そして片想いを描いたこの作品。

湿っぽくなりがちなシチュエーションとは裏腹に、多幸感に満ちたポジティブなものになりました。

 

まるで雨粒を受けて開く花々のように、雨の到来を期待している彼。

一途にはやる気持ちと希望とでいっぱいです。 

この彼のことを、僕は「アクアボーイ(雨男)」と名付けました。

 

この歌の中に一ヶ所、僕自身の恋愛ポリシーを忍ばせています。

それが「You could be mine」という歌詞。

意味は「自分が相手と結ばれる可能性はゼロじゃない」

 

実を言うと、それは僕の実体験なんです!

お互い結ばれるはずのない状況にありながら、確率はゼロじゃないって確信し続けたことで成就した恋もありました。

逆に言えば、それぐらい確信してないと何事も実らないものなんでしょうね。

 

さて、この歌には結末がありません。

歌の最後まで、アクアボーイは雨模様の空の下、赤い水玉の傘を持ったあの子を必死に探し求めます。

 

そんなアクアボーイに転機が訪れるのが「アクアドット」

 「こんな雨を待っていた」という歌詞で始まる僕の代表作です。

 


AQUADOT ヒデキマツバラ by Hideki Matsubara

 

この続きはまた、いずれ機会のある時にお話することにしましょう。