炎天下38℃
午後の昼下がり。
一番暑い時間帯でした。
お盆休暇の初日は、父のお墓参りへ行こう。
そう決めていました。
いつもは出発前に準備しておく供花。
でも、できるだけみずみずしい花を供えてあげたいな。
そう思って、お墓近くの小さな食品スーパーで調達することにしたのです。
今にして思えば、それが運の分かれ目でした。
冷凍スーパー
山間部へと車を走らせて30分。
外気温計は38度にまで達していました。
車から降りると、体にこたえる蒸し暑さ。
涼を求め、客もまばらなスーパーに入ります。
するとどうでしょう。
さ、さ、さむっっっ！！！
クーラーの効かせすぎです。
Tシャツ一枚では、身も凍るほどの寒さ。
なんの因果か、灼熱地獄から極寒地獄へ。
もしかして真夏の我慢大会でも開催中ですか！？
こんなところに長居は無用。
お花を見繕ったら、まっすぐレジへ向かいます。
その時でした。
ブラックアウト
店内が一斉に停電したのです。
冷蔵ショーケースもレジも、何もかもダウン。
「あら！？」
「店長呼んできて！ 店長！」
「外の信号機まで止まってる」
「ここら一帯が停電になったんだわ」
右往左往する店員たちを前に、レジで立ち尽くす僕。
手計算で精算してくれそうな様子もありません。
かくも文明とは儚いものよ。
レジが止まれば精算は滞り、冷蔵機能が止まれば生鮮食品は台無し。
ポジティブ入道雲
さて、ここからが僕らしい一幕。
待ちぼうけを食らっている間、ちょっとした遊び心の扉を開けてみたのです。
すると入道雲のようにムクムクと、ポジティブ思考が湧き上がってきました。
何事にも、きっと良い面があるはず。
それを探そう。
今この状況にあって、ラッキーだと思えることは一体なにか？
停電で足止めを食っても。
灼熱の極寒地獄に迷い込んでも。
そして発見したのです。
クーラーが止まったおかげで、もう寒くなくなったことに。
その後、５分ほどで停電は解消。
復旧したレジでお会計を済ませた僕は、浮き足立ってスーパーを後にしたのでした。
ストレスがなくなるコツ
窮地に陥った時の秘訣。
それは、窮地にも必ず良い面があると思い出すこと。
ネガティブに考えるほど、身動きが取れなくなってしまうものです。
そうするともうあなたは、非力な被害者になることを選択したも同然。
ポジティブに考えるほど、あなたは自由でいられます。
そのコツさえ掴めれば、精神的なストレスの元凶そのものまで消滅します。
いとも単純に。
コロナも同様、悪い方に考え始めたらキリがありませんね。
嘆くよりも、観の転換を働かせて、柔軟になってみましょう。
そうすれば、そんなあなたにふさわしいハッピーエンドが待っています。
真夏の太陽の下で口にするアイスクリームのように、ハッピーな結末が。
◾️アーカイブ音源◾️
ブルー・プラネット、地球をテーマにした美麗ダンストラック
PLANET EARTH ヒデキマツバラ by Hideki Matsubara
◾️今月のライブ動画◾️
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