深まりゆく秋色を想起させる、素敵なトランス作品をご紹介します。
歌詞/対訳
Tom Fall feat. Jwaydan - Untouchable (Paul Keeley Remix) [Pilot 6 Recordings]
UNTOUCHABLE
by Tom Fall feat. Jwayden
Such a strange and disturbed obsession
What I thought I had was mine
Couldn't open the door to deception
Should have stepped into your mind
Why do you touch things that should never be disturbed
Why do you say things not to be spoken because they hurt
Such a heartless and broken condition
That you left me in afraid
So unable to break this position
Paralyzed to fade away
Why do you touch things that should never be disturbed
Why do you say things not to be spoken because they hurt
What you said what you did made it colder
Thought you'd break that ice for me
And I slipped falling deep into winter
And the last thing that I see
Is all my confusion
Has washed away from me
All your delusions
They can never touch me...
なんて異質で 心かき乱される妄想だったの
かつて私が抱いていた想いは
欺かれると知りながら ドアを開けるなんてできなかった
あなたの心の中に踏み込むべきだったわ
なぜあなたは 立ち入るべきじゃない物事に触れるの?
なぜあなたは人を傷つけ 口にしてはならぬことを言うの?
なんて冷酷で 打ちひしがれた状態かしら
私を恐怖の中へ置き去りにしたあなた
この立場を覆すなんて 到底無理
麻痺して 消え失せてゆく
なぜあなたは 立ち入るべきじゃない物事に触れるの?
なぜあたなは人を傷つけ 口にしてはならぬことを言うの?
私を想って ぎこちなさをほぐそうとするあなた
でもかえって その言動が私の気持ちを凍らせるばかり
深く 冬の中へ 滑り落ちてしまった私
私自身が困惑してしまうなんて 何よりも避けたいのに
あなたの思い込みが 私を洗い落としてしまった
妄想だけで私に触れるなんて 無理なのだから
対訳/ヒデキマツバラ
*リミックスでは2番が割愛されてますが、原曲通り歌詞/対訳を掲載しました。
落ち葉色のピアノ
美しいピアノをフューチャーした、極上のセンチメンタルトランス。
ずっとこのままサウンドの中に酔いしれていたい。
年がら年中、愛聴している作品です。
この秋も毎日、数十回はヘビロテしてました^^
トム・フォールによる典型的なフロアサウンドだったオリジナルを劇的に変えたのが、リミキサーのポール・キーリー。
さすが美麗トランスをリリースし続ける名門レーベルAnjunabeats(アンジュナビーツ)周辺で活躍している人だけあります。
彼の織りなす美しいピアノフレーズは、まるで舞い散る落ち葉で敷きつめられてゆく小径(こみち)のよう。
黄昏を描いたようなセンシティブでエモーショナルな音作りには陶酔してしまいます。
余談ですが、そんな彼の音楽性に惚れ込んで、僕が2018年に制作・発表した『Le Cafe』という曲がありまして。
ポール・キーリーのサウンドをベースに、僕がフランス語で作詞・作曲したもの。
いずれYouTubeでも発表していきたいなと思ってます。
秋色の翼
話を戻しまししょう。
このセンシティブなラブソングをさらに切なくしているのが、ボーカルです。
吟遊詩人のような歌声の持ち主こそ、女性ボーカリスト、ジェイデン。
歌い始めで、女声としては異例の低いキーからスタートします。
最も低いDのキーに至っては男性の声域。
普通の女性にはまず歌えません。
その超低音域から、一気に高音へと飛ぶ様は鮮やかです。
まるで地上で獲物を捕らえたハヤブサが、天空へ飛翔して行くような上昇感。
ジェイデンのキャリアは、なかなかユニークです。
ダンス音楽シーンに登場する以前は、ピアノ、チェロ、作曲といった本格的なクラシック音楽教育を受けていたのだとか。
僕と相通ずるものがあって、すごく共感。
一方で、ボーカルに関しては特に音楽的な教育は受けていないようです。
それでも、彼女の声質には豊かな透明感と知的な響きがあって、惹かれずにはいられません。
歌声を聴いてると、どこか育ちの良さだったり、本物志向の感受性までも窺い知ることができます。
作品概要
本作は2011年に発表されたDJトム・フォールの6作目。
世界最大のダンスレーベルArmada(アルマダ)傘下にあるプログレッシブ系レーベル、Pilot6(パイロット・シックス)レコーディングからリリース。
アーティスト プロフ
Tom Fall トム・フォール
フィンランド出身のDJ/プログレッシブハウス系プロデューサー。
2010年デビュー。ダンスレーベルArmada(アルマダ)を拠点に活動中。
Jwayden ジェイデン
UK出身のボーカリスト/ソングライター。
音楽学校でピアノ、チェロを専攻し、クラシック音楽や映画音楽の作曲を学ぶ。
2011年、自作のアコースティックソングがAly & Fila(アリー&フィラ)によってトランス作品としてリリースされたのを契機に、ボーカリストとしてダンスミュージックシーンで活躍。
Paul Keeley ポール・キーリー
UK出身のトランス/プログレッシブ系プロデューサー。
UKの名門ダンスレーベルAnjunabeats(アンジュナビーツ)から作品をリリースするほか、リミキサーとして活躍中。
もともと硬派なプログレッシブサウンドを手がけていたが、流麗なトランス作品をクリエイトするようになって一気に名を成した。
◾️美美の環ミュージカル動画◾️
新たにYouTubeにアップしました‼️
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【美美の環ミュージカル】アラビアの踊り 組曲『くるみ割り人形』(チャイコフスキー) by Eseniya エセニヤ Arab Dance from The Nutcracker Tchaikovsky
◾️ヒデキマツバラLIVE動画◾️
MYSTIQUE ヒデキマツバラ by Hideki Matsubara
◾️ヒデキマツバラ音源作品◾️
🇪🇸スペインをテーマに作った神秘的なダンスサウンド💃
🇪🇸SPANISH EYES ヒデキマツバラ by Hideki Matsubara feat. Caroline Lavelle (from “Breathe” by Art of Trance)