新しい年にふさわしい光り輝くボーカルトランスをご紹介します!
歌詞/対訳
FOLLOW THE SUN
by ALEXANDER XENDZOV feat. CLAIRE WILLIS
I follow the sun
I follow the sun
I follow the sun
I'm traveling down this open road
There's just no turning back this time
Mmmm
I feel the sunlight on my face
I watch the world just pass me by
Yeah, yeah
And I can make it here on my own
I know that things will work out fine
Yeah, yeah
Until the day I follow the sun
And I can leave the world behind
Hhhhh
I follow the sun
I'm gonna follow the sun
It feels like I'm lost without the trace
But I won't let you see me cry
No, no
I know It's a chance I have to take
And I won't let it pass me by
Hhhhh
And I can make it here on my own
I know that things will work out fine
Yeah, yeah
Until the day I follow the sun
Then I can leave the world behind
Hhhhh
I follow the sun
I'm gonna follow the sun
[Repeat]
Yeah, yeah
太陽について行こう
太陽について行くよ
太陽について行くんだ
開けたこの道を 旅していくよ
もう引き返しようがない
感じるよ 顔に射す陽光を
周囲の世界が 背後へ流れていく
ここから独りでやっていける
きっと何事もうまくいくよ
太陽を追いかける時が来たら
過去にサヨナラできる
太陽について行こう
太陽について行くよ
別れを告げずに旅立つのは 気が引けるけど
君に泣き顔は見せたくなくて
手にすべき好機が来たから
逃すわけにいかない
太陽について行こう
太陽について行くんだ
対訳/ヒデキマツバラ
無名の名作
この作品を愛聴して10年にもなります。
流麗でアップリフティングなサウンドづかい。
印象的な美メロ。
理知的な女性ボーカル。
まさしく女性ボーカルトランス路線の王道を行く作風。
にもかかわらず、本作ミックスはトランスファンの間でもほとんど知られていません。
そこがまた僕のマニア心をくすぐって、さらに好きなのですけど^^
本作はアレクサンダー・クセンドゥゾフによる10作目のシングル。
リリース元はチェコ共和国のプログレ系トランスレーベルSilent Shore Deep(サイレント・ショア・ディープ)で、2011年に発表された楽曲です。
有り体(ありてい)に言ってしまえば、このアレクサンダー・クセンドゥゾフと言うアーティストは無名の部類に入ってしまいます。
が本作に関しては、幸いにもセルゲイ・シャバノフによるリミックスが世界No1トランスDJ、アーミン・ヴァン・ビューレンのセットリストに加えられたことで、トランス愛好家たちに知られることとなりました。
そちらのズンドコしたリミックスよりも、僕は今日ご紹介してるオリジナルミックスの方が断然好きなんですけどね。
世界広しといえど、こっちのオリジナルミックスを話題にしたブログは、我がドラ猫ブログくらいではないかなと胸を張っております^^
知性派ボーカルのぬくもり
ボーカルを担当しているのが、クレア・ウィリス。
彼女もいわゆる無名の存在で、ステージシンガーではありません。
スタジオシンガー兼ソングライターとして、様々な作品に歌声を提供しています。
詳細なクレジット資料が存在しないので断言できませんが、おそらく本作の作詞と作曲を手がけているのも彼女でしょう。
才能豊かな彼女の歌声は、まさしく僕好み。
その端正な声質は、理知的な響きを持ちながらも、どこか陽だまりのような温かみと包容感を感じさせます。
ちなみにクレア・ウィリスの知的なルックスも僕好み^^
ぜひとも最後のプロフ画像でチェックしてみてください。
新たなる旅立ち
今回は対訳のほか、英詞の耳コピーにもトライしてみました。
ネット中どこにも歌詞が見つからなくて。
クレア・ウィリスによるこの歌詞がまた素晴らしいのです!
過去と決別して、誰にも別れを告げず新天地に挑んでいく。
ほろ苦いけれど、希望に満ちたロードムービー調。
この歌詞こそ、1年前に大きな地盤を失った僕の気持ちを代弁していまして。
それは美美の環スタジオ設立者でもあり、公私ともに一緒に暮らしてきた母の死去。
僕は、まるで糸の切れた凧でした。
2020年以前の人生世界から、チョキンと切り離されてしまったのです。
永遠に。
何よりも変化を怖れてきた自分にとって、それは未曾有の大変動でした。
と同時に、凄まじくも奇妙な感情体験の連続でした。
馴染み深い過去から切り離され、アリゾナ砂漠のハイウェイの入り口に立たされたような孤独感。
直感を頼りに、身一つでビジネスを立て直さなくてはならない切迫感。
古い時代の無用なしがらみから自由になれた解放感。
それらを味わった1年を経てみると、この歌に関してちょっとした気づきがありました。
『Follow The Sun(太陽について行こう)』
もしや、太陽=直感のことを歌っているのでは?
直感について行こう!
うん、そうに違いない!
たくさん涙を流した1年でした。
でも実際、大変化の渦中に放り出されてみると、それに恐怖していた時よりも自分はずっとタフだということを発見できました。
そして変化を受け入れることを学ぶほど、新たな友を得た1年でもあったのです。
新しい2021年が自分をどこへ連れて行ってくれるのか?
旅は始まったばかりです!
アーティスト プロフ
Alexander Xendzov アレクサンダー・クセンドゥゾフ
ロシア出身のトランス系DJ/プロデューサー。
2007年、アメリカのトランスレーベルよりデビュー。
Undersky名義を含め、全13作品をUK、ドイツ、スペイン、ベルギー、ジョージア(グルジア)など各国のトランスレーベルよりリリース。
キレイ目なトラックを得意とし、キャリア中期から女性ボーカルものも手がけるようになる。
2013年を最後にリリースが途絶えており、既に音楽業界からドロップアウトしたと思われる。。。
Claire Willis クレア・ウィリス
UK出身のボーカリスト/シンガーソングライター。
ソロ名義での作品発表はないものの、2009年以来これまでに60作品を超える数々のトランス作品のボーカリストとして客演。
いずれもColdharbour、Discover、AVA、Alter Ego、Tidy Twoといったダンスシーンを代表するトランスレーベルからリリースされている。
激烈なコロナ禍のUKにありながら、精力的にレコーディング活動を続けている。
◾️ヒデキマツバラ音源作品◾️
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◾️ヒデキマツバラLIVE動画◾️
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◾️ヒデキマツバラ音源作品◾️
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