- バビロンの吐息 - I Lost My Soul in Babylon -
- キャンドルは語りて - Language of Scent -
- イスラム趣味 - Taste of Middle East -
- 真実の歴史 - Paradigm Shift -
バビロンの吐息 - I Lost My Soul in Babylon -
MYSTIQUE ヒデキマツバラ by Hideki Matsubara
MYSTIQUE
その吐息 バビロンの風
その香り サフランの園
朽ちたアイコン葬って
あなたの腕をとる
Open your heart
囚われた愛の日々
封印解いて その手で
その瞳 イシュタルの詩
その鼓動 サントゥールの音
胸のロザリオ引きちぎり
あなたに口づける
Open your heart
痛みさえ麗しき
魅惑のめまいに 溺れて
Open your heart
千夜に一夜もの
情熱とかして 燃え立つ
Behind your face
Behind your mind
Get closer
Go deeper
Open your heart
作詞・作曲・編曲/ヒデキマツバラ
キャンドルは語りて - Language of Scent -
100曲も歌を作っていれば、意図せず完成してしまった歌もあります。
今日はそんな歌のお話。
始まりは10年前。
コンスタンツェさんからのお歳暮でした。
ブランド物の高級キャンドルが3種類。
それぞれにハーブとスパイスが混ざり合い、神秘的な香りを漂わせていました。
心奪われるまでの香り。
すぐに気づきました。
キャンドルたちが、何か物語のようなものを語っていると。
香りを言語としながら。
それを歌にすることはできないかな?
そう思ったのが『ミスティーク』制作のきっかけでした。
イスラム趣味 - Taste of Middle East -
その香りは、イスラム世界を匂わせました。
そう、アラビアンナイトの世界観です。
中東ほど異国情緒を掻き立てられるところはありません。
メソポタミア文明、シュメール、バビロニア、ヒッタイト、古代ペルシアetc
それらが築き上げた豊かな文明遺産。
あぁ、僕の憧れが詰まった地です。
『ミスティーク』制作に先駆けること2年前、ドバイを旅したこともありました。
イラン商人と思いがけず友情を育んだり。(ちょっとあり得ないくらい面白い話なので、いずれまた詳しく書きます^^)
そう予感しました。
真実の歴史 - Paradigm Shift -
当時、母と二人で夢中になって見ていたテレビ番組がありました。
それはCS放送の旅専門チャンネルで放送されていた、スペインを巡るシリーズ番組。
おそらくガイド歴のあるその道の専門家なのでしょう、ナビゲート役の初老日本人男性が、スペイン各都市の歴史的・文化的な背景を丁寧に解説していて、多くのことを学べました。
特に印象的だったのがレコンキスタ(国土回復運動)
イベリア半島は、キリスト教国家だったスペインと、ジブラルタル海峡経由で侵攻してきたイスラム教徒との間で、800年間に渡って対立してきた歴史を持ちます。
世界史の授業で習ったのはそこまでだし、その象徴として一般的に取り上げられるのはアルハンブラ宮殿くらい。
さらに付け加えるなら、西洋主義的な価値観の下で育ってきた我々現代日本人は、キリスト教側の視点でしか歴史を認識していません。
ところがその番組を見て、初めて目の当たりにしたのです。
イスラム教の文化遺産が、どれほど豊かにスペイン各都市で生き生きと根付いているか。
これを見て、イスラム教徒=悪者の占領者という西洋的な先入観が覆されました。
それは十字軍の歴史にも言えることでしょう。
物事をキリスト教的な価値観で見るか、それともイスラム教的な価値観で見るか。
それによって、これまで常識だった歴史感が一変します。
『ミスティーク』は、そうしたパラダイムシフト(価値観の革命的な変化)がテーマになる。
そう予感しました。
(続く)
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