ヒデキマツバラの猫道Blog

愛猫家ミュージシャン、ヒデキマツバラの猫道(キャットウォーク)ブログ

亡くなった愛猫たちに捧げたホームパーティー(後編) 〜別れを糧にできるとしたら自分に何ができるだろう〜 - Welcoming Home At Christmas -

僕のデスクチェアでスヤスヤ眠る、在りし日の黒猫マック

 

もしも、別れを糧にできるとしたら、自分には何ができるだろう?

最愛の母を亡くした時も、そんな風に考えていました。

 

涙にかき暮れ、悲しみに溺れる時間は必要です。

でも大事なものたちとの別れを、それだけで浪費させるのは、なんか性に合わないみたいで。

 

悲しみや喪失感から発した負のパワーは、感情を揺さぶる甚大なもの。

自分の存在さえ揺らぎ、このまま生きてたって仕方ないという気を起こさせます。

そこまで巨大なパワーだからこそ、クリエイティブな方向へと転化させると、他人を巻き込む爆発的な喜びを生み出すこともできるのです。

 

負の感情に端を発したものが、新しい楽曲を生み、新しいことを企画して、人に喜びを提供する原動力になる。

この2年間で5つの命を見送ってきた自分にとって、それは大いなる発見と学びでした。

 

もし別れを糧にできるとしたら、自分に何ができるだろう?

そんな発想で企画した昨冬のホームパーティー Homecoming。

今日は後編をお届けしていきます。

 

前回記事からお読みくださいね。

 

 

チロ&マックと楽しむ創作カクテル

 

ずらりと並んだカラフルなワイングラス。

マツバラ家では1年に一度、クリスマスをお祝いする時しか使わない特別なグラスです。

 

「絵柄が全部違うんですね!」と気づいたのは、参加者のクララさん。

さすが、見る目ありますねぇ。

 

さぁ、いよいよ、メインカクテルの登場ですよ。

赤ワインベースの創作カクテル、その名も「ベリー・ベリー・キティー

 

 

カクテルピンに刺したラズベリーブラックベリー

中にもブルーベリーやストロベリーをふんだんに入れました。

 

特別なイベント感を出す秘訣は?

非日常な食材や道具を用いること。

そして、ひと手間アレンジを加えること。

 

音楽で言えば、編曲していく時の感じに似てます。

アイディアとセンスで、素敵な魔法がかかります。

 

チロ&マックと楽しむゲーム大会

ゲーム大会は「ワードバスケット」で盛り上がりました。

最初と最後の文字を指定した、しりとりカードゲームのことです。

 

忘れもしない第1問目。

Q1:「や」で始まって「く」で終わる言葉は?

 

う〜む、むむむ〜

みんな一斉に考え込みます。

 

ここで、ちょっと読者の皆さんも考えてみてくださいね^^

 

僕が思いついたのは「約束」

皆さん、他に何か思いつきましたか?

 

さて、パーティーでは、参加者の中からクララさんが開口一番、こう答えました。

「焼肉!」

お上品なクララさんから、意外な答えが出たものだから、一同大爆笑^^

 

そのクララさん、その後はなかなか答えを思いつけません。

ゲーム中盤に入ってやっと答えが出せた際、クララさんの漏らしたこの一言が、またも一同を爆笑の渦に。

「よかったぁ〜『焼肉』だけの女で終わらなくて」

 

回答者によって、答えが偏(かたよ)ったのも面白かったですね。

ひたすら食べ物ばかり答える、食い気だけの人(笑)

ひたすら懐かしい芸能人の名前ばかり答える、昭和な人(笑)

 

ワードバスケット、単なるしりとりと侮るなかれ。

かなり笑えるゲームです^^

 

チロ&マックと楽しむクリスマスケーキ

クリスマスといえば、お約束のケーキです。

 

中央のフラワーアレンジは、エセニアさんの手作り。

 

あえてホールケーキを選ばず、種類の異なるショートケーキを用意したのは理由がありました。

ここで、ビンゴのシートを配ります。

そう、ビンゴになった人から好きなケーキが選べる!という趣向なのです^^

 

自分の主催するパーティーでは初めてのビンゴ。

まさかビンゴでこんな白熱するの!?というほど盛り上がったのでした^^

 

序盤から数字ひとつすら合わず「どうして〜!?」を連発する人たち。

そんな彼らに限って、トントン拍子にビンゴを達成して、お好みのケーキにありついてゆきます。

 

かたや、誰よりも好調で、一番にリーチを宣言した人が大苦戦。

5回もリーチしたのに、ビンゴに至らず、まさかの最下位!

 

そんなことってあり得るの!?

タテ、横、斜め、どの列もあと1つ数字がそろえばビンゴなのに。

この日の名珍場面でした。

 

チロ&マックのそばで

最後の最後まで残ってくださったファンの方々と。

ちなみに、左奥に写ってるのがチロとマックそれぞれの収まった骨壷です。

 

この日、僕からネコの話題を切り出すことはありませんでした。

追悼イベントではなく、クリスマスパーティーとしての開催だったものですから。

新型コロナの波が一旦引いて開催できた2年ぶりのクリスマスイベントを、ファンの方々に楽しんでいただきたくて。

 

チロとマックのことは、自分の胸の内で想っていてあげればいい。

2匹の席をあの一隅に用意したは、パーティー参加者の目につかず、それでいて僕の演奏を一番近くで聴くことができるから。

 

そんな僕の気持ちを汲んでくれたのでしょう。

帰りがけにクララさん、隅っこで何してるんだろう?

と思ったら、ひとり静かに骨壷の前で手を合わせてくださってました。

 

夢に現れたマック

この続編記事を書いたのは先々週でした。

すぐ仕上げて掲載するつもりが、まとまった時間が取れず延び延びに。

 

さて今朝、徹夜明けで仮眠をとっていて、夢を見ました。

それは、夢を見ているとは思えない、リアルな夢でして。

夢の中でも、僕は自分のベッドに横になっていて、窓の外からは春の陽光が射し込んでいました。

 

すると、そこへ入ってきたものがいます。

黒猫でした。

 

マック!

それは、ビロードのような極上の毛艶をした黒猫マックでした。

そばまでやってきたマックは、つぶらな瞳で僕を見上げています。

 

 

夢から覚めた僕には、マックのいない現実が信じられませんでした。

 

天国にいるマックも、早くこの記事が読みたかったのかな?

そう思って、今夜、この記事を仕上げることにしたのです^^

 

 

◾️ヒデキマツバラLIVE動画◾️
ピアノでオカリナ奏者Terako先生とコラボした「花の歌(byランゲ)」💐

 

◾️美美の環スタジオ関連動画◾️

「美美の環」創立者リディア美江先生へ捧げる、愛弟子SAMさんによる追悼演奏です😇

 

◾️ヒデキマツバラLIVE動画◾️
ミュージカル『甘茶姫』より、和装で歌い踊るレアなヒデくんが登場する『桜の舞』🌸