異文化からの応援メッセージ
YouTubeに動画投稿を始めて9年目になりました。
僕の動画チャンネルは、視聴者層の6割以上が外国人ユーザーです。
バイリンガルで運用していることも影響しているのでしょう。
書き込んでいただくコメントの大半が、英語で占められます。
日本語コメントにしても、日本人からのものだとは限りません。
domo arigato, Hideki!(ドーモ・アリガト、ヒデキ!)
──kw271
というkw271さんのように、アルファベットを駆使しながら果敢に日本語で書き込んでくれる日本好きな方々も、ちらほらいらっしゃいます^^
最近は英語に限らず、いろんな外国語でコメントが届くようになりました。
アラビア語やハングル語での書き込みは、過去記事で触れましたね。
言語そのものが大好きな自分にとって、これがもう嬉しくてたまりません!
喜び勇んで、相手側の言語で返信しています^^
初めてフランスから届いたメッセージ
トランスミュージック史上屈指の名曲『リガヤ』を演奏した時のもの。
フランスのパトリシアさんから頂いたコメントがこちらです。
magbifique(なんてゴージャスなの!)
──Patricia Fleck
この言葉は、フランス語で「素晴らしい」を意味する最上級の賛辞。
英語で言えば magnificent(マグニフィセント)ですね。
このエレガントな響きが好きで、個人的によく使う言葉です。
でもまさかこの言葉が、僕の音楽を評するのに使ってもらえる日が来ようとは!
うぅ、生きててよかった(T_T)
胸がいっぱいで返したい言葉は溢れましたが、相手がフランス流に垢抜けてシック&シンプルな文面ですから、こちらも同様「Merci beaucoup(どうもありがとう)」とだけ返しました^^
ちなみにフランスは、幼い頃から自分の感覚の中に根付いている国。
いずれじっくりブログに書きたい題材です^^
初めてスペインから届いたメッセージ
亡き母と一緒にレコーディングしたポール・モーリア作品です。
コメントを下さったのは、スペインのユーチューバー、その名もウルトラクリエイター27さん^^
De mis favoritas(僕のお気に入りだよ)
──Ultracreador 27
スペインといえば、ラテンギターの音色に憧れていた僕の母は、晩年にスペイン旅行を計画していました。
映画や旅行番組等でアンダルシアの風景を目にしながら、瞳を輝かせていた母を思い出します。
そんな母の奏でたピアノを、スペインの地で気に入ってくれた人がいる!
目頭が熱くなりました。
そんなことを全部返事に書きたいのは山々ですが、こちらも相手に合わせてシンプルに「¡Muchas gracias!(どうもありがとう!)」と返しました^^
初めてロシアから届いたメッセージ
フランスのポップバンド、デザイアレスの名曲をカバーしたものです。
ロシアのリュドミーラさんからコメントが届きました。
Супер песня(第一級ソングね)
──Людмила Коросташевич
英語に訳せば「Super song」というニュアンス。
フランス語の歌だから英語圏でこそ知られてないけど、ロシアを含む全ヨーロッパではあまりにも有名な歌なんです。
「Именно!(その通り!)」と返信しました。
それにしても10年近く動画投稿しているのに、ウクライナ侵攻まっただ中で国際感情が揺れ動いてる今になって、ロシア人ユーザーから初コメントなんて偶然すぎません??
音楽を愛する気持ちに国境はないことを喜び合いたいものです^^
初めて中国から届いたメッセージ
母とライブで共演したポール・モーリア作品です。
中国のユーチューバー、老羊撮影学園さんから丁寧なメッセージが寄せられました。
你們彈得非常好、而且很有默契、太好了、賞心悅目
(あなたの演奏はとても上手ですね。それにとてもよく楽曲を解釈してるし、目にも心地よいです)
──老羊攝影學苑
なんと品性豊かで奥ゆかしいコメントでしょう!
「目に心地よいです」という表現が優雅で、心に響きます。
喜びと感激を伝えるべく「谢谢! 这是我的荣幸,我非常感激!(ありがとう!喜びと感激でいっぱいです!)」とお返事しました。
中国は距離が近いのに、僕には縁もゆかりもない遠い国でしたから、なおさら嬉しかったですね^^
なぜ異文化が接近してくるのか?
自分が投稿した動画に、世界各国からコメントが寄せられる。
異文化に強い憧れを持つ自分には、とても力づけられる体験です。
音楽が僕らを結びつける媒体となったこともまた、音楽人生を生きる自分には意義深くて。
ここまで書いてきて、ふと、思いました。
この記事で取り上げた、フランス、スペイン、ロシア、中国。
いずれの国も、そこをテーマにした楽曲を、僕は作ってきていたのです!
フランス語で作詞した『Le Cafe』と『Little Girl』
スペイン語で作詞した『Lost In Music』スペインを題材にした『Spanish Eyes』
ロシアを題材にした『Snow Queen(エカテリーナの夢)』
中国を題材にした『Birds of Prey』と『月牙(Last Crescent)』
自分の中には、すでに異文化との縁を取り持つ下地があった。
だから、異国からコメントが届くのも必然だったのか。
そう、すでに自分の内側にあるから、実世界でもご縁が引き寄せられるんですね。
自分の内側に存在していないものと、人生で出会うことはないのです。
あなたも、昔から憧れているものがありますね?
それをクリエイティブな方法で形にしてみてはいかがでしょう?
きっと磁石のように、憧れているものが引き寄せられることでしょう!
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