かざした手のひらに、初雪が舞い降りてきた朝でした。
冬本番を告げる空からの贈り物。
「どうぞ良いお年をお迎えください」
今年最後のレッスンを終えた生徒や保護者らを見送る日々です。
少し心があたたまるような記事でも書いていきましょうか。
前回記事に付随した内容です。
●前回記事
肌に触れないスキンシップ
人とつながるのに欠かせない要素が2つあります。
1つはコミュニケーション。
どれほど大事かは言うまでもありませんね。
もう1つ、人とつながるのに欠かせないのがスキンシップです。
スキンシップには2種類あります。
肌に触れるスキンシップと、触れないスキンシップです。
今日は後者のことを書いていきます。
てのひらの役割
体のパーツのうち、この「触れないスキンシップ」を担うのは「掌(てのひら)」です。
てのひらにはどんな役割が備(そな)わっているのでしょう?
それは「受け取ること」
てのひらを介して、あなたは様々なものに恵まれます。
てのひらが象徴するもの
クリスマスパーティーのことを書いた前回記事で、握手がわりにウェルカムドリンクをゲストへ手渡したと述べました。
直接手渡すことで歓迎の気持ちを伝え、お互いに心的距離を近づけることに一役買ったというわけです。
ましてドリンクは、相手の体内に入るもの。
相手がそれを受け取るのは、あなたを信じていることの表明でもあります。
いわば、お互いのてのひらが象徴しているものは「信頼感」でしょう。
てのひらは、単に物を手渡すだけにとどまりません。
扉を開けて先に人を通らせたり、扉を開けたまま後ろの人を待ってあげる際にも使いますね。
この場合は「思いやり」や「親切心」を象徴していると言えるでしょう。
てのひらを介して、ボクらは様々な気持ちを相手に届けることができます。
歓迎の気持ち、親切心、愛情、善意、好意、そして和解の気持ちまで!
手は嘘をつかない
職業柄、人の手をじっくり観察する機会に恵まれています。
ピアノ講師ほど、人の手や指先を見る仕事が他にあるでしょうか^^
いくら相手が口先や表情で取り繕っても、手を見れば精神状態が表れています。
無理してるな、リラックスしてるな、集中できてないな、頑(かたく)なだな、素直だな、戸惑ってるな、恋してるなetc
ちなみに、すぐ見抜けるのは、盗みぐせのある手です^^;
体の中で、手ほど本心を代弁しているパーツはありません。
相手の顔色を伺うのではなく、手を観察することによって、どう関わっていくか助けになります。
最良の状態でお互いを結びつけるために、今日もボクは相手の手を観察しているというわけ^^
てのひらから贈り物が生まれる
もうパーティーや社交の場などで、何か気の利いた口先の挨拶や会話を、なんて思いあぐねる必要はありません。
てのひらというツールを使えば、コミュニケーションより深いレベルで自分の想いや意思が伝えられます。
あなたには「与える手」が備わり、相手には「受け取るてのひら」が備わっているのですから。
ギフトは、あなたのてのひらから生まれます。
さぁ、今日という日に、心からの贈り物を差し出しましょう。
(次回、パーティー本編に続く)
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