
比類なきサラ・ブライトマン
年齢を重ねるごとに存在感と世界的知名度を増していく歌姫サラ・ブライトマン。
なぜ彼女はいつも話題性豊かなのだろう?
なぜ彼女はこれほど独特な存在なのだろう?
なぜ僕らは彼女に惹かれてしまうのだろう?
答えは1つ。
成功者としての地位に安泰・安住することなく、挑戦者として未知のものに意欲的にチャレンジしていくから。
栄光と挫折の芸能キャリア
10代でイギリス歌番組バックダンサーとして芸能キャリアをスタートしたブライトマン。
そこからソロ歌手に転向した彼女は、浮き沈みの激しいイギリス音楽シーンで栄光と挫折を繰り返しながら、ディスコシンガー、ソプラノ歌手、ミュージカル女優、ロックシンガーへと転身していく。
そしてついに世界的ヒット曲「タイム・トゥー・セイ・グッバイ」を転機に、クラシカルクロスオーバーという新ジャンルを開拓すると、オペラとポップスを融合したエンタメ感満載のライブショーで一躍世界のエンターテイナーへと昇り詰めた。
64歳の挑戦
そんなサラも64歳。
世界的名声もピークに達して、音楽キャリア的には今の路線を極めていくのだろう。
長年彼女の音楽活動に注目してきた僕でさえそう感じていたものだから、サラの更なる飛躍に驚かされることになるとは。
昨年、サラが30数年ぶりにミュージカルに復帰するというニュースがアナウンスされた。
ではサラはまた新たな次元に挑戦するのか!?
あの年齢にして、ほぼ連日ミュージカル舞台なんて、過酷なことこの上ない。
しかもそのミュージカルが『サンセット大通り』だというではないか!
さすがの僕も、この興奮を言葉にする術が見つからないほどで。
まさかサラが、あの鬼のような悪女を演じることになる日が来ようとは!
ここで少し『サンセット大通り』という作品をご紹介しておこう。
【原作】ハリウッド黄金時代の名作で、1950年にアカデミー賞を受賞
【舞台】巨匠アンドリュー・ロイド・ウェバーが1993年にミュージカル化
【ストーリー】往年のハリウッド大女優の妄執を描いた悲劇

アカデミー賞を獲得したモノクロ映画版(1950年)からのワンシーン

目で語る名女優グロリア・スワンソンの怪演が圧巻!
ミュージカル化されたブロードウェイ公演(1995年)では、あのグレン・クローズが演じた。

代表作『危険な情事』『エアフォース・ワン』『101(匹ワンちゃん)』でおなじみの大女優さん^^
どちらの『サンセット大通り』も熱烈に好きな僕は、もちろん映画DVDやミュージカルCDを所有済み。
当時ロンドンでミュージカル楽譜を見つけた時には歓喜して、帰国後さっそく自分のライブやディナーショーで数曲カバーしたほど^^
これほど熱烈に好きな作品に、熱烈に好きなサラ・ブライトマンが主演するのだから、僕にはたまらないのだ♪
映画史に残る鬼女
最後は、サラの扮する主役ノーマ・デズモンドについて触れていこう。
かつて無声映画で一斉を風靡した大女優という役柄で、無声映画の衰退とともに落ちぶれ世間から忘れ去られた後も過去の栄光にしがみつき、映画界への復帰に執念を燃やしている。
この役どころがすごくて、鬼のように傲慢な妄想狂の年増女優なのだ。
今風に言うなら「パワハラの権化」^^;
「私ほどの大スターの命令に従わないなんて恥を知りなさい!」と常に上から目線かと思えば「あなたが私を捨てるならこの拳銃で自殺してやる」と脅迫。
怒鳴ったり叫んだり泣きついた挙句、痴情のもつれから若手脚本家を銃殺し、発狂したところを逮捕されるという筋書き^^;
ハリウッド内幕ものの題材ながら、1950年(昭和25年!!)当時としてはさぞやサイコホラーな映画だったことだろう。
あのサラが怒鳴り散らして泣きわめき、若手脚本家を銃殺して発狂して逮捕されるなんて、壮絶すぎて想像できない^^;
それにラブシーンもないわけではない。
映画ではプラトニック・ラブだったが、前出したグレン・クローズのミュージカル公演では親子ほどに年下の男性脚本家と熱烈にキスを交わすシーンが度々あった。
サラもあのラブシーンを踏襲するのだろうか?^^;
そんな横暴なキャラクターを演じるサラの片鱗が垣間見れるオフィシャル画像をご紹介しよう。
本記事冒頭で掲載したサラの新ビジュアルイメージも新たなサラの一面だが、それよりはるかに度肝を抜かれるショットだ。
是非とも見る前に心の準備をしていただきたい^^;

これは衝撃的!
ファン歴40年の僕でさえ、これがサラだと判別できなかった^^;
どぎついアイメイク、つり上がった眉、涙の滲(にじ)むマスカラの跡、エゴと狂気が渦巻く表情。
そこには「夢のステージで世界を魅了してきたエンジェルボイスの歌姫」の面影なんて微塵もない。
醜いまでの美しさ。
それだけこの役柄にかけたサラの意気込みが伝わってくる。
この8月末からシドニーのオペラハウスでの公演日程がスタートしたところだが、オーストラリア以外での上演はアナウンスされていない。
日本公演は望めないのだろうけど、せめてDVD化されることを切に願うばかりだ。
連日のミュージカル公演となると、サラのような64歳の女性にとって並々ならぬスタミナと覚悟がいることだろう。
南半球のオーストラリアは真冬なので、どうかサラが養生しながら乗り切れますように。
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サラの続編記事を書きました!
華麗なるステージ映像、メイキング動画、和訳インタビュー満載です♪
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