
今朝の夢見はとてもユニークでした。
忘れないうちに、読者の皆さんとシェアすることにしましょう^^
ありえない飛行
そこは中国の地方空港ターミナル。
高い天井から広大な床面に至るまで、巨大な楕円を幾重にも重ねたフューチャリスティックな内装によって区切られ、見渡す限りつややかで深いアンバー色がラグジュアリーな雰囲気と重厚さを醸し出している。
ちょうど先週放送されていたパニック映画の名作「タワリング・インフェルノ」に登場する、未来的なラウンジを思わせる。
そこで僕らは親戚の結婚式に参列するため、飛行機を乗り継いでさらに内陸地に向かおうとしている。
見回せば、親戚という親戚が大集結しており、その数、数十人。
見知った顔ぶれの中には、亡くなったはずの母や、とっくに離縁したはずの者たちまで。
やがて搭乗手続きが始まり、僕らは小型の航空機に乗り込む。
乗客が席につくや否や、ドアが閉じられ、ターミナルを離れる機体。
と、そこで僕が声を上げた。
この型と同じ飛行機、つい最近、墜落したばかりじゃない!?
周囲と顔を見合わせながら、シートベルトをキツく締めた。
窓の外に目をやると、景色が一変している。
誘導路を進んでいくはずの機体が、ひなびた辺鄙(へんぴ)な山村の谷間をノロノロ進んでいるではないか。
その道幅の狭いこと、色褪せた平屋建ての民家と山の木々がギリギリまで迫り、今にも両翼に接触しそうだ。
さらに機体の行く手を阻むかのように、古ぼけた大型トラックがもうもうと土煙を上げながら、ノロノロ先導している。
こんなので離陸できるの?
それも事故機と同型機で!
上杉達也機長の機内アナウンス
訝(いぶか)しむ僕ら、そこへパイロットからの機内アナウンスが。
「皆様、当機へようこそ! 本日はご搭乗ありがとうございます♪」
お気楽でハイトーンなその声色。
どこかで聞きなじみが。
上杉達也!
そう、その声の主は、80年代アニメの金字塔「タッチ」の主役、上杉達也を演じた声優、三ツ矢雄二さんそのもの。
上杉達也機長は続ける。
「当機は世界一の安全を誇る航空機として万全に整備され、旅の安全は保証されておりますのでご安心ください♪」
不思議なもので、機長からの言葉とあらば、無条件に不安がほどけて安堵感を覚える。
機長は淀みなくアナウンスを続けている。
やがて、直進していくトラックとは別に、角を右に曲がった機体。
その先も土埃に覆われた小道が伸びており、両サイドには裏ぶれた田舎家が連なっている。
と、そこで思いがけないことが。
突如、機体が離陸滑走を始めたではないか!
え、まさか!? これが滑走路!!!!!?
グングンとスピードを上げる機体。
生きた心地がしない。
路面舗装すらされていない狭い滑走路を疾走していく。
そのうちエンジンもろとも翼が民家に衝突して、火だるまになるんじゃ!?
座席のひじ掛けを握りしめながら身構え、歯を食いしばる。
そんな乗客の恐怖感を察しているのかいないのか、機内放送からは達也機長のアナウンスが止まらない。
その軽口で饒舌で楽しそうな口調ときたら!
まるでスポーツ試合の実況中継でもしているかのよう。
やがて離陸速度に達し、地面を離れる機体。
ホッとする暇もなく、とてつもない加速力に襲われた。
全身に強烈なGがかかる!
これじゃあ飛行機の離陸ではなく、まるでロケットの発射だ!
もしかして、ものすごくやばい状況なんじゃない!?
そう思う間もなく、達也機長はこう言って状況説明した。
「ただいま、前方の山を避けるために、急加速いたしました♪」
なおも機長は続ける。
「当地の地形は大変複雑になっておりまして、安全に対処するための操縦措置でございました♪」
まだ腕のわななきが止まらず、心臓は早鐘のように打っている。
そんな僕らをよそに、機長のお気楽なおしゃべりが続く。
「なお、当機は当初予定されていた機体とは異なっております♪
と申しますのも、ご搭乗の皆さまをお迎えすべく当地に降り立つ直前、機体に被雷いたしまして、操縦系統に不具合が生じたからでございます♪
では新しい機体で、どうぞ空の旅をおくつろぎくださいませ♪」
そこでやっと僕らは、心からホッと胸を撫で下ろした。
機内からは拍手が沸き上がった。
幻のアニメ「マルコ・ポーロの冒険」
そこで目が覚めたのです。
冷や汗なのか、熱帯夜のせいか、パジャマは汗でぐっしょり。
達也機長のお気軽な声が、まだ耳に残ります。
それにしても、とんと中国には縁がないのに、なんであんな夢を見たのでしょう?
そこで思い当たったのが、46年ぶりに再放送中のNHKアニメ「マルコ・ポーロの冒険」です。

マルコ・ポーロの旅行記「東方見聞録」を下地に制作された幻のアニメ作品で、全43話中、初回と最終回しかフィルムが残存しておらず、一般視聴者に呼びかけて12年がかりで全話分のビデオを集めて再放送を実現したとか!
ここ数週間の放送では、マルコ・ポーロたち一行がシルクロードを旅する話が続いており、昨日放送された第23話でついにモンゴル帝国の首都、大都(現在の北京)へ到り、皇帝フビライ・ハーンに謁見できたのでした。
どうやらその辺りが僕の夢に影響を及ぼしたのでしょう^^
このアニメ再放送を視聴したきっかけは、僕の大好きなペルシア文化がテーマにされた第7話でしたが、次第に声優さん達の存在感そのものに魅了されていきました。
というのも、本作でナレーションを担当しているのが小池朝雄さん(!)、主役マルコ・ポーロを演じるのが富山敬さん(!)、そして各話のゲストキャラとして時折三ツ矢雄二さん(!)が参加されているのです。
!を多用してもピンとこない方のために言い方を変えれば、あのコロンボ警部と「宇宙戦艦ヤマト」の古代進と「タッチ」の上杉達也が共演しているのです!
各人とも国民レベルで僕らに深い印象を残してくれたスター声優さんたち。
そんな方々が惜しげもなく投入されて、マルコ・ポーロの「東方見聞録」を演じていたのですね。
三ツ矢雄二さんの魅力
とりわけ大好きな声が、三ツ矢雄二さんです。
小学1年生にして「タッチ」を愛読し、第1巻から1冊ずつ集めては、親友に貸しながら同士を広げていった僕ですから、アニメ放映当時も欠かさず見ていました。
CSでは度々再放送されてますが、ストーリーそのものを楽しんでいた昔と違って、視聴を重ねる度に三ツ矢雄二さんの声の魅力に気づかされました。
おちゃらけた声、やる気のない声、ふてくされた声、反省した声、真摯な声etc、どんな友人グループの中にも1人いそうな平均点以下の不器用な高校生である上杉達也を、実に多彩かつ繊細に演じられ、魅力的なキャラクターにされてるんですね。
たまに連休の折りなど、アニメ専門チャンネルで全話一挙放送があろうものなら、ついエンドレスで見続けてしまって、他に何も手に付きません(笑)
普段からTVをつけると、まず洋画か海外ドラマの専門チャンネルをチェックするのが癖なんですけど、偶然そこで三ツ矢雄二さんの声が聞こえてこようものなら、嬉しさに震えます♪
先日は、ブルース・ウィリス主演のSFアクションコメディー映画「フィフス・エレメント」がオリジナル音声版に続いて吹替版まで放送され、あの超ハイテンションでオネエ口調な弾丸トークのラジオDJ役を三ツ矢さんが演じていたのを思いがけず発見、声の限り大爆笑してしまいました^^
というわけで、夢見の話をしているうちに、意外な方向へ展開してしまった本日のブログ。
マルコ・ポーロのアニメ、「東方見聞録」そのもの、お気に入りの声優さんたち等々、もっと深掘りしたいネタは尽きませんが、取りとめなくなる前にペンを置くとしましょう^^
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