いきなりクシャクシャの笑顔で失礼します^^
今日はこの笑顔の背景について書いていきます。
完成させるか 親密になるか
ステージの醍醐味は、たくさんのお客様とひとつの空間を共有できること。
だからこそ、お客様と心通わせる特別な交流がしたい!常々そう思ってます。
終演後の送り出し
MCでのおしゃべり
歌いながら客席に降りていってのハイタッチ
等々、様々な機会をとらえながら。
このたびの公演で目をつけたのが、ショータイム前に設けたランチタイム。
その時間を利用すれば、お客様と直にゆっくりお話しできる機会が持てそうです。
ただしショー直前は、集中力を高める大事な時間。
そこをおろそかにすると、本番の演奏がメタメタになってしまいかねません^^;
ショーの完成度を優先するのか?
お客様との親密度を優先するのか?
あなたなら、どちらを選びますか?
人前に立つ時、スピーチ、プレゼン、いろんな場面を想定してみてください。
トップ・プライオリティー(最優先事項)
はっきり結論が出ないまま、迎えた当日。
現場に入ります。
現場の空気を吸います。
ご来場されたお客様をお出迎えします。
直感からの答えは明らかでした。
その日を最高にするものは何なのか?
それは、完成された完璧さなんかじゃない。
その場でしか味わえない特別な体感温度こそ、自分からお客様に提供できる唯一にして最高のギフトなんだ。
そこを出し惜しんじゃいけない。
答えが出てすっきりした僕は 、冒頭の代表挨拶を終え、意気揚々とお客様のテーブルを回り始めました。
美美の環スタジオ新代表として、お客様ひとりひとりにきちんと顔見せしよう。
個人的にお声をかけて、おもてなしの礼を尽くしたい。
客席の雰囲気をダイレクトに感じつつ、行き届かぬ点がないかどうか、ステージ総責任者として目を配りながら。
いつもステージを観に来てくださる常連さん。
久しぶりに再会できたお客様。
そして初めてお目にかかるお客様。
ご挨拶して、握手して、おしゃべりして、スキンシップ交わして。
きっと前代表である母も、同じ立場だったら僕のように行動したはず。
等しく全ての人を大事にするのが、美美の環スピリットだから。
一人でも多くのお客様と懇意になりたい。
その一心で回っているうち、まるで図ったみたいに、全テーブルを時間内ぴったりに回りきることができたのでした。
それは自分にとって、むしろ本番への良い弾みになりました。
コンサート終盤にさしかかる頃には、客席からものすごいリアクションが巻き起こって会場が一体化!
お客様と僕との心的距離の近さを物語る一幕を生んだのでした。
コネクション(つながり)
電話の発明は、距離の概念を覆しました。
ネット社会の発達は、交流の中身を深化させました。
だからこそ直接会って、同じ空気を吸い、相手の全存在を感じられることは、希少な宝石を手にするくらい特別な時間です。
そこにはカメラやビデオには決して残すことのできない体感温度があります。
それが人と人をつなぎとめていくのでしょう。
会場には、はるばる九州から来られたお客様たちもいらっしゃいました。
初対面なのに、久々に再会した親戚のごとく話が弾んじゃいました。
もし僕が今回の公演を諦めていたら、絶対めぐり逢えるはずのないご縁だったでしょう。
そう考えた途端、これまで思い至らなかった発見へと行き着きました。
一体、自分は何のために舞台に立ち続けているのか?
それは「人とつながるため」だと。
ブログランキングに参加しています。
下の【ミュージシャン】ボタンをポチッとお願いします。
サポートありがとうございます!
ミュージックハウス美美の環 presents
HAPPY SUNDAYS カクテルパーティー
SUMMER SOLSTICE
【Date】2019-06-16(Sun)14:00 - 16:00
【Place】Miminowa Studio(広島市中区鶴見町2-24-401)
【Admission】¥2500(with Drink & Finger Foods)要予約
【Performance】DJヒデキマツバラ、コンスタンツェ桂子、SAM
【Contact / Reservation】info@miminowa.com
母のピアノと共演したポール・モーリア作品
【ポール・モーリア】そよ風のメヌエット/ミュージックハウス美美の環/Paul Mauriat - Petite Mélodie