音楽レビュー
アニー・レノックス。 凛々(りり)しく貫禄あるオーラを放ちながらも、いつだって傷ついた者の側に立つアーティスト。 彼女の作る歌は、僕らが大人として苦い体験を重ねるごとに、ますます味わい深く心の中へと染み入ってくるのです。 今日クローズアップする…
初の4K動画『モノリス』完成 未来派SFサウンド モノリス万華鏡 アーティストプロフ Andrew Bayer アンドリュー・ベイヤー 未来派SFサウンド 前回記事での予告通り、新作動画を昨夜公開しました! アンドリュー・ベイヤーによる壮麗なプログレッシブトランス…
新世代のプログレトランス系EDMユニット「プラーナ」(AKA トライトーノル) 前回記事に書いた通り、僕の好きな歌をリリックビデオにして動画制作を始めました! 今日ご紹介するのは第1弾ビデオ、プラーナの『ゴールド』です! 歌詞/対訳 夢見心地なサウン…
父親と娘の対話形式になった珍しいバラードをご紹介します。 タイトルは『イン・ディナイアル』(=現実から目をそらすこと) 波乱を予感させる序章、思いがけないストーリー展開、そして涙のフィナーレ。 ひたすら切なく美しい音楽で語られていく、ドラマ仕立…
FEVERをスタンダードナンバーにした立役者、ペギー・リー 前回記事に続き、不朽のジャズスタンダード曲『フィーバー』を特集します。 これまで数々のスーパースター達がカバーしてきたFEVER。 いずれも大人の色香漂う、成熟したワインのごとき名作です。 今…
【プログレハウス】Hybrid feat. Julee Cruise - If I Survive 〜幼女と妖女の歌声(ジュリー・クルーズ追悼特集Part2)〜 - If She Survives -
ジュリー・クルーズのボーカルは独特です。 罪のないロリータめいた舌足らずな声の奥に、セイレーンのごとく人を惑わし、誘惑へと駆り立てる情念が宿る。 そんな異界のムードを感じさせます。 前回記事に続き、ジュリー・クルーズ追悼特集です。 もし私が生…
今日は清涼感たっぷりの美しいトランス作品をご紹介します。 雲海を超えるような浮遊感と高揚感を味わってください。 歌詞/対訳 魅力① 神がかりな陶酔感を宿した空間系サウンド 魅力② 歌詞の文学性と神話性 リリース情報 アーティスト プロフ Drax & Scott …
新しい年にふさわしい光り輝くボーカルトランスをご紹介します! 歌詞/対訳 無名の名作 知性派ボーカルのぬくもり 新たなる旅立ち アーティスト プロフ Alexander Xendzov アレクサンダー・クセンドゥゾフ Claire Willis クレア・ウィリス 歌詞/対訳 Follo…
深まりゆく秋色を想起させる、素敵なトランス作品をご紹介します。 歌詞/対訳 落ち葉色のピアノ 秋色の翼 作品概要 アーティスト プロフ Tom Fall トム・フォール Jwayden ジェイデン Paul Keeley ポール・キーリー 歌詞/対訳 Tom Fall feat. Jwaydan - Un…
今日はトランス音楽史に残る美麗トラックを取り上げます。 歌詞/対訳 トランス音楽の真髄 楽園のグリエラ美学 天国に続く架け橋 アーティスト プロフ Gouryella グリエラ 歌詞/対訳 Gouryella - Ligaya (Original Mix) (HQ) LIGAYA This is the first day …
アクセス急増 思いがけない訃報 栄光のキャリア エリック、ありがとう! アクセス急増 昨日9月2日の未明から、猫道ブログのアクセスが急増しました。 過去に例のないペースで増え続けたため、ブログ解析で確認したところ、1年半前に書いた記事にアクセス…
大スキャンダルの渦中にいたダニー・ミノーグ。 世間から猛バッシングの末、音楽シーンへの復帰が絶望視される中で産み落とされたのが「All I Wanna Do」 この楽曲によって、ダニーに吹き付けていた嵐のような向かい風が、一気に追い風へと転じました。 彼女…
姉カイリーのスポットライトの陰から抜け出せなかったダニー・ミノーグ。 そんな彼女の身に降りかかる芸能人生最大の危機。 そこからターニングポイント作「All I Wanna Do」が生まれるまでの経緯を追いかけていきます。 前回からの続きです。 hidekimatsuba…
ダニー・ミノーグ「All I Wanna Do」サイン入りポスター(ヒデくん所蔵) ダンスミュージックファンの皆様、お待たせしました。 久しぶりに音楽レビュー/訳詞を紹介していきます。 アーティストにとってターニングポイントとなる楽曲があるもの。 今日の作…
それはアンコール2曲目であった。 イントロが流れると、僕の精神は無防備になった。 まさかアンコールでこの歌が来るとは。 サラが歌い始める。 両の眼から、こらえようもなく涙がこぼれる。 サラの歌う「アヴェ・マリア」(シューベルト作) それは、ある…
サラ・ブライトマンの最新ツアー「HYMNワールドツアー」レビューも7回目を迎えました。 前回記事をお読みいただければ、今日の記事がより深いものになるかと思います。 hidekimatsubara.hatenablog.com もうひとつの物語 サラが広島の地で歌うことの意義 皆…
今日はサラ・ブライトマンの最新ツアー「HYMNワールドツアー」について、さらにディープな視点から書いていきます。 サラは歌手にあらず 秘められた物語 暗闇から光へ M02 「Fleurs Du Mal 嘆きの天使」 M03 「Stranger In Paradise ストレンジャー・イン・パ…
この春の日本公演でワールドツアー前半を終えたサラ・ブライトマン。 秋からスタートしたツアー後半戦のヨーロッパ公演も終了して、HYMNワールドツアーはひとまず閉幕しました。 さて、以前HYMNワールドツアー広島公演について4回にわたってレポートしてき…
アンドロメダ座が空高く昇る季節になりました。 今日はアンドロメダ神話を想起させる、世にも美しいクラブミュージックをご紹介しましょう。 歌詞/対訳 満天の星空 アンドロメダの物語 太陽を目にしろ 神話の縮図 アーティスト紹介 Matt Darey(マット・ダ…
ヒデキマツバラLIVE「Made in Sanctuary」より 今日はYouTubeにアップしたライブ動画をご紹介します。 ポルトガル語で歌ったラテン系ハウス「デマンダ」 【Rasmus Faberカバー】DEMANDA ヒデキマツバラ by Hideki Matsubara スウェーデン出身のアーティスト…
サラ・ブライトマン来日公演レポートも第四夜。 当初は2回の前後編で終わらせるつもりが、随分と長いシリーズになりました^^ 広島公演から4ヶ月が経過した今やっと、あの夜のことを一気に文章化してます。 既にお気づきの方もいると思いますが、当ブログに…
サラ・ブライトマン「HYMN」ワールドツアー来日公演エピソードの第三夜です。 第一夜&二夜はこちらからどうぞ。 第一夜 hidekimatsubara.hatenablog.com 第二夜 hidekimatsubara.hatenablog.com 理由なき涙 カルペ・ディエム 今を生きろ 光と輝きの正体 理…
「HYMN in Concert」(ドイツ、バイエルン公演)ダイジェスト映像 HYMN: Sarah Brightman in Concert Extended Trailer 今夜は前回に引き続き、2019年春のサラ・ブライトマン来日公演について書いていきます。 hidekimatsubara.hatenablog.com 全曲セットリ…
昭和という時代がいかに恵まれていたかを物語るエピソードがひとつあります。 それは僕の住んでいるような地方都市においてさえ、クラシック、ジャズ、ロック、ポップス等ジャンルを問わず、欧米の一流アーティストによる来日公演が毎晩のように開催され、大…
雨に煙る 黄昏のトーキョー(港区の高層階より) 魅惑の都市トーキョー。 黄昏の訪れとともに、強くなってゆく雨脚。 東京タワーからレインボーブリッジを一望しながら、胸をよぎった楽曲がありました。 My Army of Lovers 梅雨のメトロポリス グランドビー…
ジャンルを問わず、イギリス音楽が大好きです。 他のどの国よりも、イギリスから生まれる音楽に惹かれてなりません。 そこには英国ならではの高貴なる品格と、ある種の魔力が秘められているから。 エルガーの謎かけ 内助の功 才女ミリアム・ストックリー 完…
今日はヒデキマツバラ一押しのダンスアンセム「Stronger」をご紹介していきます。 これを聴けば、ブルーマンデイ(憂鬱な週明け)も吹っ飛んじゃいます! 歌詞/対訳 楽曲の魅力について 音楽と時代の不思議なシンクロ ただ一つ残念なこと アーティスト紹介 …