ついに音楽教室ブログで8位に入りました。
どうもありがとうございます。
初のトップ10入りしている間に、ピアノレッスンのお話でもしましょう。
「毎日ずっと練習してるのに、なかなか上達しなくて」
レッスン生や保護者の方から、そんな声が漏れることがあります。
でも、ご安心ください。
誰しもそういう時期があるんです。
ピアノは楽器という楽器の中の王者。
要求される技術レベルが並外れて高く、習得までにどうしても時間を要します。
ピアノが得意な人が忍耐強く、何事にも器用なのは、その所以なのでしょうね。
技術を身につけるのは、険しい山脈を越えていくのに似ています。
特にレベルアップする直前こそ、登頂困難な難所。
「もしかして、わたし、練習すればするほど下手になってるんじゃないの!!??」
本気でそう思えてくるほど、果てない低迷期の真っ暗闇。
でも、真夜中より夜明け前のほうが暗いこと、ご存知でしたか?
上達してないように見えて、着実に前進してますから、心配ご無用。
そのような時、ピアノの先生から特別に何か注意を受けることはないはず。
というのも、先生はあなたの夜が明けるのを、辛抱強く待ってくださっているのです。
あなたの夜が必ず明けることを信じて、ゆっくり一緒に歩んでいらっしゃるのですね。
ハイハイしている赤ちゃんがつかまり立ちするのを見守る母親のように。
僕らのようにその道のプロでも、大曲に向かう時は真っ暗闇に遭遇します。
管弦系と違って、ピアノはひたすら孤独な楽器なので、手詰まり感もひとしおです(笑)
でもいずれ明ける夜だとわかってるので、根を詰めてピアノに向かうよりも、そこから離れて、気持ちを切り替えることにしています。
お茶の時間にしたり、お散歩や読書に興じたり。
あわてない あわてない ひとやすみ ひとやすみ
リラックスして気持ちがまあるくなれば、開けた視界でピアノに向かえますね。
思いもよらない素敵なひらめきがもたらされるかもしれません。
その時、ピアノとあなたは絆のようなもので結ばれるでしょう。
ピアノはあなたの良き友となり、音色の響きや鍵盤の反応であなたに呼応してくれます。
時には温もりさえ感じられることでしょう。
ピアノは、音楽の神ミューズからあなたに遣わされた守り神ですから。
焦らなくて大丈夫。
いったん夜が明ければ、演奏技術は右肩上がりに上達します。
それを境に、ピアノを弾くことの深みと面白さが発見できるでしょう。
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