ヒデキマツバラの猫道Blog

愛猫家ミュージシャン、ヒデキマツバラのキャットウォークブログ

夕暮れ色の贈り物 〜ヒデキマツバラと行く松山クルージングツアー(感動帰港編)〜

f:id:hidekimatsubara:20191115151414j:plain



 

ノスタルジーの果てに現れた人物

前回からの続き)

お団子屋さんを後にして、ノスタルジックな帰り道。

待ち合わせの道後館に着くと、まだ誰も戻っていません。

添乗員として同行してくださってる岡田部長さんは喫茶室で、見るからに重役らしき方と対談中です。

 

ひとりきり。

ちょっとした体育館よりも広いホテルロビー。

少しずつ傾いていく太陽。

哀愁に浸るにはちょうど良いあんばい。

 

そのうちツアーメンバーが続々と集まってきました。

「あと10分したら送迎車で出発しましょう」

岡田部長さんが告げます。

 

その時でした。

さっき喫茶室で岡田部長さんと対談されていた重役さんが近づいてきます。

まっすぐ僕へと向かって!

 

一歩一歩その人が近づいてくるごとに、僕の胸に懐かしさが注がれてゆきました。

そうです、その顔には見覚えがありました!

 

重役オーラをまとったその人が口を開きます。

「よぉ〜、来てくれたんじゃ〜。相変わらずかわいい顔して〜」

 そう言って、重役さんは僕のアゴを撫でました。 

 

さっきまでの哀愁感がぶっ飛んでしまったのは言うまでもありません(笑)

 

夕暮れジュース

「井藤さん、ご無沙汰してます!どうしてここに?」

「今ねぇ〜、ここの支配人しとるんよぉ〜」

 

井藤のお兄ちゃん。

それはまだ僕が子供時分、我が音楽スタジオ初となるクルーズ船上公演を開催した時。

先方のチャーター船「銀河」の担当者、それが井藤のお兄ちゃんでした。

 

井藤のお兄ちゃんは、とてもユニークな人でした。

思ったまんまをポンポン言葉にする口ぶり。

怖いもの知らずで裏表のない物腰。

それでいながら、優雅で気品があるのです。

 

まるで親戚のお兄ちゃんのような存在でした。

家族ぐるみで懇意になり、海水浴に連れて行ってもらったこともあります。

 

部署が変わってお会いする機会がなくなってからも、忘れた頃にひょこっと顔をあわせる。

縁なんですねぇ。

 

それにしても、支配人になっても自然体な口ぶりと物腰はちっとも変わってません^^

うれしいですねぇ。

そんな方とまたこうしてひょっこりお会いできて声をかけてもらえるなんて。

 

そんな井藤支配人さんから

「お母ちゃん、寝たきりで大変なんとねぇ〜。これ飲んで元気つけてもらって〜」

と頂戴したのがこちら。

 

f:id:hidekimatsubara:20191113021406j:plain

 ドドーン!と四国、愛媛の陽射しがたっぷり詰まった、愛媛ブランドのオレンジジュースセット!

 

 「またゆっくり遊びにおいでや〜」

そう言って僕らを最後まで見送ってくださった井藤支配人さん。

 

僕らが発つという絶妙のタイミングで現れ、お見舞いをそっと手渡して見送る。

そのさりげない気配りと思いやりに感動してしまいました。

ご親切にどうもありがとうございます!

 

もうひとつの贈り物

f:id:hidekimatsubara:20191115152225j:plain

 

帰りのフェリー、僕はホッと胸をなでおろしました。

初めて自分で企画した旅ツアー。

何事もなく無事済んでよかった。

ツアーメンバーの満足そうな顔に囲まれて安堵しました。

 

この日はお天気まで味方してくれたんです。

旅行前日までは雨、旅行翌日から曇り空がどんより。

だから絶好の行楽日和だったわけですね。

晴れ女たちと晴れ男たちに万歳!^^

 

さて、フェリーで今度のカクテルパーティーの打ち合わせを終えた後のこと。

ツアーメンバーのSAMさんが目を輝かせて飛び込んできました。

「外、すっごい綺麗な夕焼けですよ!」

 

カメラ片手にデッキへ出た僕を、素晴らしいパノラマが待ち受けていました!

f:id:hidekimatsubara:20191115150045j:plain

 

それは空と海、島と波が綾なす、素敵な贈り物!

 

「今日という日よ、たくさんのギフトをありがとう!」

 

拝啓、夏目漱石先生 

というわけで5回にわたって連載してきた松山クルージングツアー旅日記。

1話完結でまとめるはずが、3話になり4話になり、一体いつ終わるの?と我ながら(笑)

 

書いていくうち、思いがけず見つけたものがありました。

それは、松山が自分にとってどれほど大切なところだったか。

 

もしかすると前世あたり、松山で生まれ育っているのかな?

当時、正岡子規の下で文学を学ぶ門下生だったりして。

はたまた、夏目漱石先生を困らせたイタズラ中学生だったのかもしれませんね^^

 

今度ゆっくり泊まりで来たいな、松山に。

 

f:id:hidekimatsubara:20191115145226j:plain

 

■関連記事■ 

【松山クルージングツアー】第4夜「望郷団子屋編」 

 

【松山クルージングツアー】第3夜「道後館懐石料理編」 

 

【松山クルージングツアー】第2夜「松山城探訪編」 

 

【松山クルージングツアー】第1夜「瀬戸内クルーズ編」

 

■ヒデキマツバラLIVE動画■

全面すさまじく赤一色に染まったオリジナル曲「チェックメイト!」


CHECKMATE! ヒデキマツバラ by Hideki Matsubara

 

DJヒデキマツバラ presents カクテルパーティー
SCORPIO RISING
スコーピオライジング〜

f:id:hidekimatsubara:20191021202449p:plain

【Date】2019-11-17(Sun)14:00 - 16:00
【Place】Miminowa Music Studio
【Admission】 ¥2750 (with Special Cocktails & Sweets)
【Performance】DJヒデキマツバラ、MAYUMI、コンスタンツェ、SAM
【Reservation】DJヒデくん 又は info@miminowa.com までご連絡ください(11/12予約〆切) ご予約お申し込みありがとうございました!