よみがえるABBA伝説
数々の名曲を残して、1982年に活動停止したABBA。
そんな彼らが今日、なんと40年ぶりに新作アルバム『Voyage(ヴォヤージ)』をリリース!
奇跡の大復活を遂げました!
来年には、バーチャルなライブ公演もスタートするのだとか。
ジョージ・ルーカスが手がける最先端のアバター技術を用いたクリエイティブなステージになるみたいです。
この40年間、活動停止後も根強い人気を誇ってきたABBA。
英国ではベストアルバムが1000週間以上に渡ってチャートインするという前代未聞のウルトラヒット。
今世紀に入ってからは、ミュージカルや映画にもなった『マンマ・ミア』でABBA人気が再燃。
そこにメンバー4人組の姿はなくても、ABBAの音楽はいつでもリアルタイムに僕らのそばで流れていました。
世の中がリバイバルブームに沸き、数々のグループやバンドが再結成しても、ABBAだけはそうした商業主義的な復帰とは無縁でした。
二度と復活する日は来ないグループとして封印され、それがさらに揺るぎないポップ・レジェンドたる地位を築いたABBA。
だからこそ、この度の復活劇は世界中の音楽ファンの度肝を抜きました。
まさか僕らが生きてる間に、こんなに幸運なサプライズに恵まれるなんて!
ダンシング・クイーン誕生秘話
ABBAの代表曲といえば『ダンシング・クイーン』
まさに名曲中の名曲!
ポップ・ミュージック史の頂点に君臨するゴールデン・ポップスですね。
この曲には僕らの知る由もない誕生秘話があったようです。
そこで今日は、BS NHKドキュメント番組「アナザーストーリーズ 〜"ダンシング・クイーン" ABBAと王妃の知られざる物語〜」で明かされた、意外な事実をご紹介しましょう。
スウェーデン王室の危機
時は1976年、スウェーデンの王立オペラ座で開催されたスウェーデン国王の結婚式前夜祭。
そこで、王室に嫁ぐ王妃シルヴィアのために捧げられたのが、完成したばかりの「ダンシング・クイーン」でした。
国王と婚約した頃、シルヴィアは逆境にさらされていました。
というのも、シルヴィアはドイツの一般家庭出身の平民。
貴族階級でない者が王家に嫁ぐことは異例でした。
ましてドイツ人のシルヴィアは、ロクにスウェーデン語が話せません。
「王妃に相応しくない」との批判が巻き起こりました。
折しも王政廃止の論調が高まっていた時代背景も相まって、シルヴィアに不安と重圧がのしかかります。
果たして新王妃は、スウェーデン国民に受け入れられるのでしょうか?
ある演出家の起死回生策
そんなシルヴィアの支えになりたいと立ち上がったのが、結婚前夜祭の演出を担当することになった女性スタッフでした。
通常、スウェーデンの上流階級が出席する前夜祭の式典は、クラシック音楽で構成される厳粛な催しです。
ところが彼女は、演出家生命をかけてまで、前代未聞のプログラムを組み込みます。
「王家に新風を吹き込む王妃には、新しい時代の音楽がふさわしい」
そう感じた彼女は、まだ新進気鋭だった母国スウェーデン出身のポップグループABBAに打診。
こうして誕生した楽曲こそ「ダンシング・クイーン」でした。
ABBAはその歌詞の中に、女王シルヴィアを鼓舞するメッセージを込めます。
「さぁ、人生を楽しんで、あなたこそクイーンだ」
式典当夜、バルコニー席の新王妃シルヴィアは、緊張でこわばった面持ちでした。
そこへ宮廷風ドレスを着たABBAが登場して『ダンシング・クイーン』を披露すると、シルヴィア王妃は満面の笑みをたたえて喜んだのでした。
シルヴィア王妃のその後
いかがでしたか?
『ダンシング・クイーン』の知られざるエピソード。
歌詞を読む限りでは、てっきりディスコ通いに興じる17歳の女の子の歌だとばかり。
まさか王家に嫁ぐ王妃を励ますために作られた歌なんて、世界中の誰に想像できたでしょうか!
さて、シルヴィア王妃のその後ですが、スウェーデン語をマスターし、持ち前の明るさで国際交流に貢献。
王政廃止の危機にあったスウェーデン王室の救世主とまで呼ばれる存在となり、国民から愛されたのでした。
この番組「アナザーストーリーズ 〜"ダンシング・クイーン" ABBAと王妃の知られざる物語〜」は、明日の夜、地上波で再放送されるようです。
シルヴィア王妃の表情が激変する様子は一見の価値あり。
まさしくダンシング・クイーンを体現した歴史的瞬間です。
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ハロウィンLIVEにてABBA名曲カバー「ダンシング・クイーン」👑
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チベットの鳥葬からインスパイアされた哀愁のピアノバラード🦅