ヒデキマツバラの猫道Blog

愛猫家ミュージシャン、ヒデキマツバラのキャットウォークブログ

岸田首相本邸ご近所のネコ 〜神社横丁は24時間眠らない〜 - Neighborhood Cat of the Prime Minister -

 

 

ニャンコを探せ パート①

5:30、早朝ウォーキング。

神社横丁から比治山(ひじやま)の登り口に差し掛かかる。

 

 

今朝もあの子に会えるかな?

 

 

いた!

 

 

おはよ♪

 

 

奇妙な家

この神社口からさらに登っていくと、アスファルトが途切れたところに、奇妙な家が1軒ある。

家の大半が山際に隠れており、道路側に面して見えるのは、昭和の名残を思わせるひなびた勝手口と狭い物干し場だけ。

敷地と道路を区切る柵もなく、容易に家宅侵入されそうで、見るからに危なっかしい。

僕が子供時代からずっと変わらないこの古ぼけた家に、住人なんているのだろうか?

 

お花見の異変

比治山は桜の名所。

山頂にあるマンガ図書館横の桜広場へ登る最短ルートが、この神社口だ。

勾配は大きいけれど、その分見晴らしも良く、美しい緑と石段が山頂まで続く。

 

例の家に異変が起きたのは、このルート経由でお花見に登った春の日のこと。

勝手口の前にポリスボックスが設置され、警官が仁王立ちしている。

物干し場には所狭しと大きな警察車両が押し込まれ、赤色灯を回しながら臨戦態勢だ。

何か事件でもあったのだろうか?

 

アスファルトの先に続く石段を登っていくと、ここにもあそこにも警官の姿。

マンガ図書館前のロータリーまで登りきったら、警察車両がずらりと並んでいた。

 

そんな物々しさの割には、警官たちに動きがなく、花見客や屋台で賑わう桜広場を静観している。

お花見を狙ったテロ警戒の一環なのか?

 

ネコと警官

早朝ウォーキングを日課にしたのは、その夏からだった。

京橋川をぐるりと1周して比治山へ向かうと、10以上ある登山ルートを日替わりで変えながら登っていくのが楽しい。

 

日の出を告げる空、朝一番の清々しい空気、スマホで切り撮る絶景。

比治山にはノラ猫がたくさんいて、朝の挨拶をかけながらシャッターを切る。

 

神社ルートへと足を向けたその朝に出会ったのが、記事冒頭のネコだった。

どこかの飼い猫なのだろう。

ホワイトソックスを履いてくつろぐその子を、いろんな角度から撮る^^

 

「じゃあ、またね」

上機嫌で坂道を登ろうとして、ギョッとした。

あの奇妙な家のポリスボックスから、仁王立ちした警官がこちらを見下ろしているではないか!

 

もしかして不審人物だと疑われてたりする?

そもそもお花見から4ヶ月も経つのに、なぜこんな日の出前から警官たちが?

長期的な犯罪捜査?

 

そこで石段を登った先で、若い警官に声をかけてみた。

「何かあったんですか?」

警官は表情1つ崩さず、鋭い眼光で一言「警備中です」

「なんの警備ですか?」と聞くのも憚(はばか)られるほどの圧を感じた。

 

警官も人の子

「知らなかったの? あのお宅、岸田さん家よ!」

早朝ウォーキングで仲良くなった人が教えてくれた。

 

そうか、比治山近辺に岸田さんの本邸があるとは聞いていたけれど、あそこだったんだ!

それで岸田さんが首相就任以来、24時間警備態勢下に置かれるようになったわけか。

まさか、あばら家同然に思っていたあの勝手口が、岸田首相のお宅だったとは^^;

 

圧を感じつつも、神社ルートで警官と遭遇していると、たまに苦笑してしまう場面に出くわすことがある。

寒い冬の早朝、ポリスボックスが無人状態。はて?警官はどこ?と思って見たら、警察車両の運転席で舟を漕いでおられた^^;

まだ薄暗い夏の朝には、石段で警官が後ろ向きにしゃがんで何やら苦闘している。石段を登ってきた僕の気配さえ気づいていない。その背中に「おはようございます」と声をかけたところ、仰天して振り向いた警官の手に握られていたものは、強風でなかなか着火しない蚊取り線香だった(笑) ヤブ蚊対策だったのだろう^^

おそらく岸田首相宅は無人で、形式的な警備なのかもしれないけど、隙ありすぎでは?と感じてしまった^^;

 

そんな警備体制が突然強化されたのは、昨年、和歌山で遊説中の岸田首相が狙われた事件後。

直後にG7広島サミットが控えていたこともあり、警戒範囲が本宅周辺のみならず半径数百メートル以上に拡大され、普段はのどかな比治山神社周辺も24時間ピリピリムードだった。

 

岸田首相と岸田外務大臣の違い

この記事は2年前にあらかた書いたものなのだけど、限られた地元民しか知らない現首相宅が悪意ある者に特定されかねないことに配慮して、これまで公開を見送ってきた。

そんな岸田さんもあと数日で退陣。

眠らない街だった神社横丁も、これで安らぎを取り戻すだろう。

この3年間、酷暑や極寒の中で24時間警備に当たられた警官の方々のご苦労を労(ねぎら)いたい。

 

さて、こんな機会でもないと岸田さんの話題に触れることはないだろうから、少しだけ。

ここ広島1区は岸田さんのお膝元なのだけど、首相になる前の方が評判が良かった。

青色申告会の受付スタッフは、安倍政権時代に外務大臣に抜擢された岸田さんのことを当時ベタ誉めしていて「税金のことをすごくよく勉強されてたから、そっちの大臣職に就かれると思ってたのに」と。でも今になってみれば「税金をいかに多く徴収できるかすごくよく勉強されてた」から税務関係者から人気だったのかなと^^;

うちの音楽スタジオに来訪した営業マンは「僕、岸田さんの息子さんと同級生で、子供時代よく遊んでました」へぇ、息子さんってどんな人なんだろ?と思ってたら、あれよあれよと総理秘書官に大抜擢された後、度重なる愚行で更迭されたのは皆さんご周知の通り^^;

 

「聞く力」をキャッチフレーズに首相に就任された途端、広島では逆に存在感が薄らいだというか、シラけてしまった感のある岸田さん。

僕自身は国内外の政治指導者を観察しながら、個人事業主として必要な資質──人間力・胆力・リーダーシップ──を学びとっているのだけど、岸田さんから学んだことがあるとすれば「歯のホワイトニングはテレビ映えする」程度であった(笑)

 

ニャンコを探せ パート②

 

今朝は、どこかな?

 

 

岩に同化してるけど、よく見れば

 

 

ほら♪

 

 

ニャンコを探せ パート③

 

毎度これだけバシバシ撮ってたら、警官が仁王立ちして警戒するのも当然か(笑)

 

 

白い靴下のかわいいアンヨがチラリ^^

 

 

良い1日を♪

 

 

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