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愛を形にできない男 〜「こもれび (by和弥)」Part3 プラトニックラブ疑惑〜 - The Message for A Broken Heart-

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ヒデキマツバラプロデュース作「こもれび」by和弥

秘蔵エピソード、そしてサウンドプロダクツ大解剖をお届けしてきた。

 

「こもれび」秘蔵エピソード

 

「こもれび」サウンドプロダクツ大解剖

 

 最終回の今日は、今作での気づき、そして和弥へ贈るメッセージを書いていこう。

 

その前にひとつ、ちょっとしたエピソードを。

和弥もここをチェックしてるようで、ブログで彼のことを取り上げ始めた当初からこんなことを言ってきた。

「こんな褒められたこと、いまだかつてないから、ヒデくんの書いてること読んでたら胸一杯になって。。。」

そうやって和弥は胸が一杯になる度に、いったんブログを閉じ、ほとぼりが冷めてから、続きを読んでは閉じ、読んでは閉じ、の繰り返しで読み進めているのだとか(笑)

っか〜、令和の時代において、こんな奥ゆかしい25歳が国内に生息しているなんて、ヒデくん感激!(笑)

今日の記事も、読んでは閉じ、読んでは閉じ、を繰り返すんだろうな^^

 

 

何万回でも言い足りない言葉

こもれび(作詞・作曲/コリ和弥 編曲/ヒデキマツバラ)


こもれび

 

Ah きみの前じゃ

得意のおしゃべりも ままならないから

せめて ぼくの気持ちを 伝えるために

このうたを きみに贈るよ 

 

もし 僕が神なら

世界を滅ぼすかもしれない Mmm

変わらない笑顔 変わらないやさしさ

たったひとつだけ変わったのは

もう きみのとなりには

他の誰かが... いるってこと

 

はじめて会った衝撃は銃弾

世界から音と視線を奪い

知れば知るほど きみに惹かれて

いつものように からまわって

おこがましいのは百も承知

それでも贈りたい

モブからヒロインへラブソング

 

わすれたいよ それで前に進めるのなら

わすれないよ きみが溢れて輝いていた日々

何ひとつ持ってはいないぼくの

武器はこの気持ちだけ

 

いつか このうたに続きができたら

ハッピーエンドでおわって欲しい

I wanna make you mine

I wanna make you mine

 

さようならは できれば言いたくはないけど

ありがとうは 何万回でも言い足りなくて

何ひとつ持ってはいないぼくの

武器は ただこの気持ちだけ

Ah ありがと

ありがとう

 

 

和弥の武器

音楽制作の依頼を受けると、僕は相手と可能な限り話して、相手を少しでも知ろうとする。

音楽以外のプライベートなこと、相手の人柄や言動、そういったこともサウンドを構築していく上での重要な手がかりになるから。

 

和弥とは、数回に渡って綿密に打ち合わせる機会を持てた。

おかげで和弥の人となりを知って制作に臨んだ

 

だからこそ、グッときた歌詞がある。

「何ひとつ持ってはいないぼく」である。

 

そこの部分が切なすぎて、男泣きに泣けた(T_T) 

だって和弥には、人に引けを取らない魅力がいっぱい備わってるから。

 

人なつっこく、がむしゃらな性格。

キレイで表現力豊かな歌声。

いきなり処女作でこんな歌を作れてしまうセンス。

幼少から培ったダイナミックな舞踊技術と身体表現力。

部下の悩み相談に乗ってあげる優しさ。

上司から信頼される確かな人柄と仕事ぶり。

頭の回転が早く、知的な会話ができて、しかもウィットに富んだユーモアの持ち主。 

 

オイ、和弥ぁ〜!

何も持っていないどころか、無敵じゃんか!(笑)

 

と思ってしまうも、ハタと悟る。 

和弥が「何ひとつ持ってはいない」と歌にしている真の意味。

それは「何ひとつ(形にできるものを)持ってはいない」ことなんだね。。。

 

つまり、愛を形にできない(=告白する勇気がない)ってこと。

切ないなぁ(T_T)

 

本当に片想いだったのだろうか?

和弥の話を聞けば聞くほど、腑に落ちないことがある。

果たしてあれは、本当に和弥の片想いだったのだろうか?

 

なぜなら、彼女こそ実に6年間も彼氏を作らなかったことになるから。

和弥曰く「えぇ、彼女はバイトもしてましたけど、彼氏らしい影は一切ありませんでした」

 

彼女は絶世の美女らしく「何度も諦めようとしたけど、どうしても彼女を超える女性に出会えなかった。今でもそうです」と和弥。

それほどの美女が、大学通ってバイトして、それで彼氏が6年間いないと言うのは奇妙な話。

 

もしかすると和弥同様、彼女も和弥にプラトニックラブだったんじゃなかろうか?

そう指摘したところ、和弥は「そんなはずない!」の一点張り^^;

 

でもお互い6年も親交をあたためてきた仲。

結ばれる可能性がゼロだった、とは考えにくい。

 

そこまで考えた時。

思いもよらぬ答えが浮かび上がった。

 

たとえ時代が令和でも、ご両親のしつけ次第では、いまだに古風な考えを持つ女の子だっている。

「女性の方から男性に愛を告白するなんて、はしたない」っていうね。

 

もし彼女がそんな古風なタイプの女性だとしたら。

ひょっとして、彼女も待っていたんじゃ。。。

 

和弥が告白する勇気を持ってくれる日を!

6年間も!!!

 

届かぬ祝意

和弥が失恋のショックでタンカレーをボトルごと飲み干し、自暴自棄になった末に生まれた歌「こもれび」

その切なさを物語るエピソードは、それだけにとどまらない。

 

和弥が「こもれび」をYouTubeにアップした日。

その日こそ、6年間恋い焦がれた彼女のバースデーだった!

  

そして彼女は、この歌の存在も知らなければ、和弥の祝意も知らぬまま。。。

あぁ、なんと切ないのだろう・゚・(ノД`;)・゚>

  

もしかすると、来年以降もその日を迎えるたび、彼女のあずかり知らぬところで、和弥は祝い続けるのだろうか。。。

「そうかもしれませんね」と自虐的な返事が返ってきたので、僕は話を明るい方向に持っていった。

「毎年その日に新曲1曲ずつアップして、10年後にCDを完成させちゃってるのかも」

すると和弥は、まんざらでもなさそうに微笑んだ。

 

と言うわけで、3回にわたってお届けしてきた和弥祭り!

ではなく(笑)

3回にわたってお届けしてきた「こもれび」制作裏話特集。

 

こうしてひとりの男のことを、僕みたいに気ままなドラ猫ライターに8251字(原稿用紙21枚分)に渡って書かせてしまうのだから、まったく和弥は大したヤツである(笑)

「こもれび」に関わる全6回分のブログ記事となると、合計1万5200字以上!(原稿用紙39枚分!)

 

それでもなお、和弥について書き足りないことがまだまだ。

ダンスやセリフ回しの才能だとか、亡くなった僕の母との意外な共通点も。

知り会ってまだ2ヶ月とは思えないほど、和弥という存在はネタに事欠かない逸材なのである^^

 

「周りの友達は誰でもみんな知ってることだから、全部ありのままに書いちゃっていいですよ」

秘蔵エピソードの掲載許可を打診したら、あっさり快諾してくれた和弥。

 

変なプライドがなくて、開けっぴろげで、懐が深い。

そんなところも、男として尊敬してしまう。

 

そうやって僕が和弥のことを認めているほんの何分の1かの視点でも、彼女に備わっていたなら。。。

見るからに、和弥は良いパパになりそうだから。

 

けど、その人柄を思うにつけ、僕は安心している。

和弥ほどの男なら、その器に応えてくれる素敵な女性にきっと巡り会える、と。 

  

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夏目前! 新しいライブ動画アップしました。


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