本記事のサブタイトルは、マドンナの名バラード『Live To Tell』からの一節です。
Live to tell the secret I have learned
(これまで学んできた秘密を打ち明けるために生きてゆく)
カリスマの原点
もう20年近く前になるでしょうか。
とある音楽サイトの片隅に掲載されていたニュースが、僕の気をひきました。
「あのスーパースター、マドンナが、アメリカの大学で講師として招かれ、学生たちを前に講義」
そこで聴講していた学生の一人が、マドンナにこんな質問を投げかけます。
「あなたが世界的に大成功を成し遂げた秘訣は、なんだと思いますか?」
マドンナは、こう答えます。
「他人から下された評価を、真に受けなかったからよ」
以下、記憶の範囲内でマドンナの発言を書き記しますね。
昔から「才能のないお前に、成功は無理だ」と言われてきたわ。
そう言う連中は、ろくに私のことを知りもせず、ほんの一部分だけを見て、私の全てを知った気になってしまうのね。
それで「お前には実力がない」と決めつけてしまうの。
けど、自分のことを誰よりもよく知ってるのは自分自身。
だから、足を引っ張ろうとする者の言うことに耳を貸す必要なんてないの。
他人にどう評価されようと、あなた自身を見失っちゃダメよ。
私が成功したことに理由があるとしたら、他人から「才能もない最低なヤツ」だと貶(おとし)められても、それを本気にしなかったからでしょうね。
耳元で強烈な目覚ましアラームを鳴らされた気分でした。
根拠のない劣等意識に取り憑かれていた自分にとって、それは救いの言葉でした。
思えば、マドンナは大成功を納めた後も、クソミソにこき下ろされ叩かれてきましたね。
でも彼女は怖気づくどころか、さらにカリスマ性を増して、シーンの最前線に挑み続けました。
そんな彼女だからこそ、僕は惹かれてならないのでしょう。
儒教思想の落とし穴
「人の言うことは、ちゃんと聞きなさい」
その教えをただひたすら素直に守りながら育った僕。
まして大人や年長者の言うことは、神の言葉に等しいものでした。
相手の言うことを、よく聞いて、よく守るのは当たり前のこと。
そうなれば、牙を抜かれた獅子も同様。
クラスメイトから屈辱的な言葉をぶつけられようが、年長者からチクチクいじめられようが、甘んじて受けては耐え忍んでいました。
口答えしたり反抗しようなんて気が起こるはずもなく。
まさしく儒教思想の負の側面に、精神を支配されていたわけですね。
暗黒時代の聖女(マドンナ)
過ぎたるは及ばざるが如し。
相手の言うことを鵜呑みにした結果、自分はどれほどの苦しみや悲しみを舐めたことでしょう。
他人から言われた言葉だけではありません。
言われるべきなのに言われなかった言葉にさえ、傷つきました。
他人軸で生きていると、成功や幸せは遠のくばかり。
他人から認められない不安感。
他人から愛されない恐怖感。
そこにばかり気持ちが集中してしまいます。
さながら暗黒時代でした。
闇の中では、自尊心などいともたやすく見失ってしまうものです。
そんな僕の胸に、マドンナの言葉は響きました。
「最後まで自分自身を信じなさい」
そう言ってマドンナから勇気をもらえたようで。
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