前回記事で新曲「JACK FROST (Who Can Love Me?)」の制作秘話をご紹介しました。
hidekimatsubara.hatenablog.com
初演に先駆け、今日はイチ早く歌詞をご紹介しましょう。
JACK FROST (Who Can Love Me?)
Frosty 雪に舞う
Misty 独りきり
Touch me 触れるもの
Feel me 凍らせる
Who can love me?
Who can touch my heart?
Who can hear me?
Who can feel my love?
Faithless 冬の中
Helpless 抱きしめた
Want you 凍りつく
Need you キスの跡
Who can hold me?
Who can stay tonight?
Who can miss me?
Who can save my mind?
Frosty 涙さえ
Misty こぼれずに
Touch me 消えてゆく
Feel me 白き恋
作詞・作曲・編曲/ヒデキマツバラ
人間の女性に恋してしまった、霜の妖精ジャック・フロストの哀歌。
抱きしめるもの皆、凍らせてしまうジャック・フロスト。
愛する人でさえも、その胸に抱いてしまえば凍りつき、二度と生きて会えない。
今作も英詞メインで作りました。
英語で作詞する利点は2つ。
1. メロディーに乗せやすいこと。
2. シンプルな単語で、心の奥底に埋もれてしまった深い感情を抽出できること。
実際に英詞の部分はこんなニュアンスになります。
私を愛してくれる人なんているのだろうか?
私の気持ちに寄り添ってくれる人なんているのだろうか?
私の声に耳を傾けてくれる人なんているのだろうか?
私の愛を感じてくれる人なんているのだろうか?
私を抱きしめてくれる人なんているのだろうか?
今宵そばにいてくれる人なんているのだろうか?
私を惜しんでくれる人なんているのだろうか?
私の心を救ってくれる人なんているのだろうか?
ダークで物悲しい歌。
これを硬派かつ耽美なダンスサウンドに乗せると、えもいわれぬ儚さ(はかなさ)が冷気となって立ち現れます。
この歌で描きたかったものは、ジャック・フロストの叶わぬ恋心にとどまりません。
それは「孤独感」そして「孤立感」──技術環境的に史上最も恵まれた時代を生きる自由たる人類が、なぜか老若男女問わず苛まれている感情。
実際に孤立して助けが得られない人。
あるいは助けを拒んでいる人。
いつも誰かとつながり、共に行動しなければすまない寂しがり屋。
スマホなしでは生きていけない依存症体質。
大勢の中にいても、埋めることのできない感情。
大切な人のそばにいてさえ、救われない感情。
そう、「JACK FROST」は現代人への哀歌でもあるのです。
人助けのことを歌ったオリジナル曲「Ring The Bell」
RING THE BELL ヒデキマツバラ by Hideki Matsubara
DJヒデキマツバラ presents クリスマスカクテルパーティー
JACK FROST 〜ジャック・フロスト〜
【Date】2019-12-15(Sun)14:00 - 15:50
【Place】Miminowa Music Studio
【Admission】 ¥2750 (with Special Cocktails & Tapas)
【Performance】DJヒデキマツバラ、MAYUMI、コンスタンツェ、SAM、Eseniya
【Reservation】DJヒデくん 又は info@miminowa.com までご連絡ください(12/6ご予約〆切) おかげさまでSOLD OUTしました。どうもありがとうございました。