1週間前、近くの小学校でコロナ感染者が出ました。
が、報道では学校名が伏せられてますから、近隣住民はほとんど知りません(!)
僕が知ったのは、別の小学校に通うおしゃべりなレッスン生が教えてくれたおかげ。
以後、美美の環スタジオでのレッスンは中止して、オンラインレッスンに移行してます。
その直後から広島でもコロナが猛威を振るい始め、感染者が1日100人以上に激増。
人口は東京の10分の1だから、東京で言えば1日1000人以上の感染者が出るようなもの。
春の緊急事態宣言の頃よりはるかに酷い状況なのに、街のお店とか自粛ムードがまるでなく。。。
今日の記事は、コロナ禍がもたらした思わぬ影響に触れつつ、ヒーリングセッションの一端も見せていきます。
- 憧れの親戚づきあい - Relatives -
- 理想の親戚づきあい - Gathering -
- つまはじき者 - Outcast -
- お節介 - None of Your Business -
- つまはじき者を救え! - Healing Session -
憧れの親戚づきあい - Relatives -
年下の友達が言いました。
大学が関東に決まって、住むとこ決めてきたよ。
隣県に親戚のお兄ちゃんが住んでて、電気配線のこととか詳しいから、ネットとか全部やってもらった。
僕はとろけそうになりながら、その話を聞いてました。
いいなぁ、そんな親戚づきあいがあって。
理想の親戚づきあい - Gathering -
好きな作家の一人が、カナダ出身のルーシー・モード・モンゴメリです。
少女小説「赤毛のアン」ほか、大人向けに長編短編含めて読み応えある作品が数多くあります。
どの作品にも100年前の北米の暮らしぶりと、現代的な人間ドラマが生き生きと描写されています。
中でもとりわけ僕の憧れは、クリスマスを描いたシーン。
1年で最も大事な行事であるクリスマスには、親戚一同が本家に大集合します。
国中のあちらこちらから、ソリに乗って、リンリン鈴の音を響かせながら。
そして本家に1週間も2週間も滞在しながら、寝食や娯楽を共にして愉快に過ごすのです。
そう、クリスマスとは恋人たちがイチャつく日ではなく、親戚同士で交流を深めるための休暇でした。
我が家にもかつて、父方、母方それぞれの実家で、そんな習慣がありました。
お盆や年末年始になると、親戚中が帰省して、数日間滞在しながら暮らしを共にしたものです。
夏には虫取りや川遊び、冬は凧揚げとかおこたに入ってゲーム。
でも悲しいかな、どちらも一家の長が亡くなると、そんな愛しい日々に終止符が打たれました。
つまはじき者 - Outcast -
先日、親戚の家で、親類縁者を集めた食事会が催されたみたいです。
みたいです、というのは、僕にお声がかからなかったから。
つまはじき者にされちまいました。。。
その家には先日お歳暮を贈ったばかりで、円満な親戚づきあいをしていると(少なくとも僕自身は)思っていたから、ショックで。
友人に愚痴ったところ、
「ヒデくんはレッスンや仕事で他人と会う機会があるから、コロナリスクがあると敬遠されたのかも」
なるほど、僕を招いたら、お孫さん達への感染リスクがあるというわけね。
でも自分なんかより、その家の人たちの方が大勢の社員と接する職場なのになぁ。
うちは感染対策をしながら、ごくごく限られた特定の人を対象に教えてるだけ。
もし僕がマスク着用しない屋内スポーツクラスのインストラクターなら、お呼びがなくてもわかるよ。
(いまだにそういう習い事が平常通り行われてるのですから絶句してしまいます!)
とグダを巻いてる僕に、友人曰く、
「もしかしたらヒデくんのお母さんが亡くなった時点で、向こうはつきあい自体を望んでないのかもね」
ドーン。。。
そーか。。。
母の生前とこの1年間を比べ、妙に納得。。。
ショックを通り越し、卑屈な気分になってしまいました。
お節介 - None of Your Business -
さて、その親戚の家のお孫さんはまだ小さいのに、大人の事情でお父さんがいません。
そのことで僕は胸を痛めていました。
お父さん代わりにはなれないけど、もしなれるとしたら僕に何ができるだろう?
そう思って、会う機会ごとにちょっとしたスイーツギフトをあげたり。
ある時、その子が絵本好きなことを小耳に挟みました。
これだ!
絵本のことなら任せて!
以来、毎年クリスマスが近づくたび、僕は大きな本屋の絵本コーナーをうろつくようになりました。
あの子が気に入りそうな絵本を選んで、郵送してあげるために。
実は今年、もうすでに絵本を購入済み。
あとは手紙をつけて送るだけでした。
でも。。。
コロナウィルスを保菌してる可能性がある。
うつされちゃたまらない。
相手方がそう考えて僕を食事会に呼ばなかったとしたら、贈り物だって同じこと。
コロナウィルスが付着してるかもしれない絵本を送りつけられた、なんて思われては心外。
やむなく、断念することにしました。
つまはじき者を救え! - Healing Session -
卑屈さとは恐ろしいもので、物事をどんどん悪い方向に考えさせます。
その子自身は、これまでの贈り物を喜んでくれていたはず。
でも相手の家にとって、僕の親切心や同情心は単なるお節介だったのかも。。。
さて、もし同じ思いをされてる方がヒデくんのヒーリングセラピーを訪れたら、僕はこう尋ねます。
「そのショックで卑屈な出来事から、どんな感情がわき上がりますか?」
あるいは
「それと同じ気持ちを、子供時代に抱いたことはありませんか?」
わき上がる感情かぁ。
悲しみ。
悔しさ。
そして怒りだな。
次にセラピスト・ヒデくんは、こう言います。
「それらは幼少時代のトラウマがきっかけで、今まであなたがずっと押し殺してきた感情なんです。
それを表面化させてクリアリング(除去)させるために、今回の出来事はあなたの潜在意識が引き寄せたんですよ」
は〜、納得。
「それに、あなたは親戚関係に期待しすぎていませんか?」
うん、子供の頃から、親戚なら誰でも無条件に愛してきたから。
大人になっても、ユートピアのごとく理想化し続けていたのかもしれない。
好意を与える側としても、受け取る側としても。
「親戚同士は絶対に円満で、助け合わなければなりませんか?」
いいえ、親戚といえども、違う人間同士。
状況が変われば、つきあい方も変わる。
お互いずっと同じ考えを持って、完璧に調和した関係性なんてありえない。
「あなたをつまはじきにした親戚は、意地悪でそうしたのでしょうか?」
いいえ、孫たちを守りたい気持ちだったり、僕がその家に関わることで何か弱みとか不都合なことを知られてしまう不安や恐れが先行したんだと思う。
あ、ちょっと待って、もっと根深くてドス黒いものが浮かんできた。
もしかしたら、舞台でスポットライトを浴びてる僕の存在が、その人たちの劣等感や嫉妬を誘発させてるのかも。
「いずれにせよ、そんな許容範囲の小さな人たちに対して、あなたは悲しみや悔しさ、怒りを感じますか?」
いえいえ、そこまで価値観が違う相手に、強い感情なんてわき上がってこない。
相手のテリトリーを尊重して、近寄らずにおこうと思うだけ。
「親戚関係へのこだわりがなければ、あなたはどうなりますか?」
自分に足りない人間関係ではなく、恵まれてる人間関係の方に気持ちが向く。
ちょうど昨日、前回記事「12月のアサガオ」を読んだファンの方から慰めと励ましのメッセージが届いて、胸いっぱいになった。
つきあうなら、エネルギーを高め合える人間関係を選びたい。
「この度の出来事とセラピーを通じて、あなたが学んだものがあるとすれば何ですか?」
寛容の精神。
「あなたが寛大さを学ぶために、その親戚の方がイヤな悪役を引き受けてくださったんですね」
うわ、そーなのかぁ。
物の見方が変わった。
「物の見方が変わったら、あなたは今、何を感じますか?」
感謝と安らぎ。
「もし、そこに気持ちをフォーカスしていったら、何が訪れると思いますか?」
これまで求めてきた理想の親戚関係に代わる、もっと幸せな出会い!
●ヒデくんのヒーリングセラピー●
あなたのお悩みやストレスを癒しへと導いていきます。
オンラインまたは電話による対話セッション形式です。
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【日時】月〜土曜 10:00〜19:00
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