ヒデキマツバラの猫道Blog

音楽、マインドフルネス、それにユーモアを愛するネコ目線のキャットウォークブログ

素敵なパーティーを開く秘訣 〜あなただけの物語がパーティーを面白くする(メインドリンク編)〜 - Kitty & Daniel -



あなたはパーティーを開くことにしました。

ならば特別なものにしよう!と心に決めます。

では、どうすれば特別なパーティーが開けるのでしょう?

 

予算を潤沢につぎ込む?

えぇ、確かにお金さえかければ、かなりのことができるはず。

でも普段パーティーをやりつけないで急にそんなことをすれば、準備段階から手に負えなくなって、ちぐはぐな結果に終わりかねません。

 

そこで舞台エンタメや舞台演出を専門とするボクから、アドバイスが1つあります。

こう思ってみてください。

パーティーは舞台や映画と同じ!

 

低予算であっても、高額パーティー顔負けの素敵なパーティーなら作れます。

そんなパーティーを実現するために外せないポイントが1つ。

ストーリーを集めましょう!

 

ストーリーがあるところには、話題性があります。

そして話題こそがゲストにとって最大のごちそうなのです!

 

だからこそ主催者というものは、パーティーのそこかしこに様々な話題性を仕込んでいます。

例えばメインドリンク1つとっても。

 

前回までのシリーズ記事と合わせてお読みいただければ幸いです。

 

 

クリスマスだけの特別なワイングラス

 

こちらは我が家のクリスマス専用ワイングラス。

ボクの母が生前、岩国米軍基地内にあるオシャレなデパートで買い求めた逸品で、1ダースあります。

 

使うのは年に一度きり、クリスマスを祝う時だけ。

そうなると、収納ケースからグラスを取り出す、ということさえ特別な儀式めいて、気分が高揚してくるのです。

テーブルに並べるだけで、部屋いっぱいにお祝いムードが満ちていきます。

 

「きれいな色合いですねぇ」「絵柄がメルヘンで可愛い」「どれも絵が全部違ってる!」

母の形見であるこのグラスがお目見えすると、毎年ゲストたちは口々に歓声を上げます。

 

ワイン発祥の地から届いた一品

続いてはグラスに注ぐ赤ワインを選びましょう。

今年のクリスマスパーティーで用意したのがこちら。

 

 

美美の環スタジオ壁面にボクが設置した即席イルミネーションに浮かび上がるボトル。

まるで古代ギリシアエーゲ海文明から出土したみたい♪

 

ジョージア旧国名グルジア)産の赤ワインで、サぺラヴィという銘柄です。

辛口なので、ローストビーフやチーズによく合います。

 

僕はコーカサス地方に憧れてるんですが、まさに同国は黒海に近いシルクロード西端のコーカサス地方に位置する国。

意外なことに、ワイン発祥の地だそうです。

 

ボトルの姿形、そして銘柄にまつわるストーリーが、さらにパーティーゲストたちの興味を引きつけます。

「見たこともない素敵なフォルム」「グルジアのワインなんて初めて飲みます」「グルジアってどこらへんでしたっけ?」「写メ撮らせてもらお」

普段からワインを嗜(たしな)まれている方も、初めての味に舌鼓♪

 

相思相愛のカクテル/モクテルといえば

このジョージア産ワインでカクテルを作るとしましょう。

ゲストの半数がドライバーなので、ノンアルコールのモクテルも同時進行で作ります。

 

こういう時にオススメのメニューが、キティーとダニエル。

レシピは

・キティー → 赤ワイン+ジンジャエール

・ダニエル → ブドウジュース+ジンジャエール

いずれも分量は半々ずつ。

 

レシピでお気づきの読者もいる通り、キティーのノンアルコール版がダニエルというわけ。

赤ワインをブドウジュースで代用するだけなので、3種類のドリンクさえ用意すれば両方作れるのがメリットです。

 

もう1つのメリットは、色味を同じにできるところ♪

ただし見た目の違いが本当にないので、くれぐれも混同して渡さぬように^^;

 

ちなみに「キティー」とは「仔猫」のこと。

では「ダニエル」は誰のこと?

実はサンリオのキャラクター「キティーちゃん」のボーイフレンド「ダニエル」に由来したネーミングなのです^^

つまりカクテルとモクテルで相思相愛というわけ♪

ティーちゃんとダニエルくん

 

この洒落たネーミングが反響を呼びます^^

カクテルやモクテルのことはよく知らなくても、こんなちょっとしたエピソードで場が盛り上がり、ドリンクの味わい方まで特別なものに。

 

ちなみに、これは一部のお店だけで通用する裏メニュー。

一般的なバーや海外で「ダニエルを」と注文すれば、普通にジャック・ダニエル(*ウィスキー)が出てくるでしょう(笑)

 

特別なパーティーには特別な物語がある

いかがでしたか?

メインドリンク1つで、3つの話題性をゲストに提供できました。

①グラスにまつわるストーリー

②銘柄にまつわるストーリー

③メニューにまつわるストーリー

 

それぞれの物語が重層構造になっているのもポイントです。

例えば①だけ取り上げてみても、

・クリスマスにしか使われない特別なグラス

・同じ絵柄が1つもない貴重なグラス

・母親の形見のグラス

岩国基地だから入手できたグラス

と話題が豊富です。

 

大事なのは、ゲストを飲食でもてなすことではありません。

ストーリーでゲストをもてなすことが醍醐味なのです

そのストーリーを物語ることができるのは、世界にただ1人あなたしかいません。

だからこそ、あなたにしか作れない特別なパーティーが開けます。

 

聞きたいのはまだあなたが語ったことのない物語

色々書いてきましたが、難しく考えないで大丈夫。

当然ボクも最初からこんな順序立ててできたわけではありません。

それどころか口下手で社交が一番苦手、パーティーなんて大それたものを開くガラではなかったのですから^^;

 

肝心なのは、まず一度パーティーやイベントを開いてみること。

それを1つ終えるごとに、次はこうしたい!というビジョンが必ず見えてきます。

そうなればあなたの頭の中は、噴水のようにアイディアが溢れ返るでしょう。

 

パーティーのテーマや季節感に合わせて、どんどんストーリーを見つけていきましょう。

新しいストーリーばかりかき集める必要はありません。

あなたにとっては馴染みがありすぎて、あえて誰にも語っていないストーリーがあるはず

そうしたものをメニューや道具に織り混ぜて語れば、ゲストに思いがけない発見をもたらすでしょう。

だからパーティーは面白いのです!

 

パーティーとは舞台や映画と一緒。

何もかも特別にしようとお金をかける必要はありません。

あなたの舞台やあなたの映画を作るように、パーティーを作っていきましょう

 

IT時代だからこそ価値が上がったもの

ボクらは何でもオンラインで見たり読んだりできる時代に生きてます。

裏を返せば、オンラインでは見たり読んだりできないものほど価値があります!

これからの時代、自分の目で耳で見聞きし、体感で経験するものほど、ますます価値を増すでしょう。

 

そのパーティーでしかお目にかかれないもの

そのパーティーでしか聞けないストーリー

来客ゲストにとって、これに勝る価値があるでしょうか!

 

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25年を経てPWLサウンドに再会したカイリー・ミノーグのクリスマスソング⛄️