ヒデキマツバラの猫道Blog

愛猫家ミュージシャン、ヒデキマツバラの猫道(キャットウォーク)ブログ

黒猫マックの死後におきた不思議で泣ける出来事 〜想い出の黒猫マック(第6夜)〜 - Message from Heaven -

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日曜日 黒猫マックの急逝

最愛の我が子、黒猫マックが天に召されたのは、日曜日の夜でした。

チロの死から、わずか1週間足らず。

まだ家のあちこちにチロの面影が残っているさ中、マックまでチロの後を追っていってしまったのです。

 

この2年間、長患(ながわずら)いだったチロ(17)

一方、急病からわずか1週間で息を引き取ったマック(6)

 

あと10年はマックと一緒にいられると思っていたのに。。。

あまりの早すぎる死に、僕は打ちのめされてしまいました。。。

 

月曜日 黒猫マックのラウンジタイム

火葬の日取りは、木曜日。

それまではマックと一緒に居られる。

 

チロの時と同様、マックを安置した箱を、常に自分の傍らに置いておきました。

マックの安らかな姿を眺め、語りかけては、その体を撫でてあげます。

 

家にいる間中、マックはずっと僕のそばでした。

デスクワーク中に食事時、そして就寝する際にも。

 

もちろん、ピアノの練習中も一緒です。

「聴いててね、マックっく」

そばにいるマックに向かい、心を込めてレパートリー20数曲を奏でていきます。

 

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すると、どうでしょう。

部屋のあちこちで、ミシッとか、カチッという物音が鳴り出したのです。

いわゆるラップ音というのでしょうか。

 

それが不思議と心地よくて。

まるで生前のマックが、愉快に部屋中を飛び跳ねている感じがしました。

きっと喜んでくれているのでしょう。

 

そういえば、亡くなった人は肉体が滅びても、魂(自意識)は生き続けている、と言われます。

亡くなった直後、当人はまだ命を落としたことを自覚できないまま、生きている人たちとその場に居て、普段通り生活を共にしている気になっているのだとか。

 

もしかしたらマックの魂も、生きてその場にいるのかもしれません。

「ヒデくんパパ、見て見て! ボク、病気が治ってこんなに元気に駆け回れるようになったよ!」

そんなマックの姿が見えるような1日でした。

 

火曜日 黒猫マックの鼻ちょうちん

この日もマックにピアノを奏でては、たびたび体を撫でてあげていました。

世にも不思議なことが起きたのは、夜になってからでした。

 

マックの亡骸を撫でながら、呼びかけていました。

すると、どうしたことでしょう。

マックの鼻から、鼻ちょうちんが出たのです!

 

しかも1回限りではありません。

撫でてあげるたびに、小さな可愛い鼻ちょうちんが出たり入ったり!

 

こんなこと、ありえるの!?

もしかしてマック、まだ生きてる!?

 

そう思ってみるものの、マックの体は冷たくて硬直したまま。

亡くなっていることは明らかです。

 

そこでマックの鼻に手を当ててみたところ、健康なネコ同様、鼻が湿っているのです!!!

亡くなった直後なら、そんなこともあるのかもしれません。

でも、もう亡くなって2日、つまり48時間以上経過しているのです。

 

もうひとつ解せないのは、それまで2日間ひっきりなしにマックを撫でてきても、そんなことは起きなかったことです。

なぜ2日目の夜になって突然、鼻ちょうちんが出るのでしょう!?

 

これはもう、マックの魂がなんらかの形で、僕へメッセージを送ろうとしているに違いありません!

不思議なことに、木曜日に火葬に出すその時まで、マックの鼻は乾くことがありませんでした。

 

水曜日 黒猫マックのメッセージ

ついにマックと過ごす最後の1日。

この日まさか、昨日の鼻ちょうちんに劣らずビックリすることが起きようとは。

 

この日も、ピアノのそばに置いたマックに話しかけながら、演奏を聴かせていました。

すると、ネコ部屋にいたミニが、レッスン室の扉の前で鳴いています。

ひとりぼっちで淋しいようなので、レッスン室に招き入れました。

 

ミニが寒くないように、小さな電気ストーブを出してあげよう。

そう思って、手近の押入れを開けると、奥から電気ストーブを取り出そうとしてしゃがんだのです。

 

パサッ、と何かが僕の頭に落ちてきました。

見ると、茶封筒でした。

 

何が入ってるんだろ?

そう思って開けて見たところ、

 

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それは生前の母からもらった祝儀袋でした。

僕の誕生祝いだったり、貸していたお金を返済してくれたものだったり。

 

目を引いたのは、祝儀袋に並んでいる文字でした。

「ありがとう」「Love」

そういえば、母は誰に対しても手紙など結びの署名で、西洋風に「Love(愛を込めて)」と書き足していたものです。

 

さて、目の前に何か物が落ちてきたら、それは重要なメッセージだと言われています。

それは偶然に落ちてくるわけではなく、何か伝えるべき明確な意図があって、頭の上から降ってくるのだとか。

 

たしかにこの茶封筒には、理屈だとか人智だとかを超えたところがあります。

それまで何度となく押入れを開閉してきたのに、なぜこのタイミングで降ってきたのか?

そもそも、どうして僕への祝儀袋の束が、押入れの上の方に収納されていたのか?

謎だらけです。

 

けれど、ひとつはっきりしていることがありました。

「マックからのメッセージだ!」

 

即座にマックの元へ駆け寄りました。

「マック!ありがとう!大好き!マックっく!」

 

「Love」というメッセージに至っては3回も、登場しているのです。

僕は嬉しさのあまり、あふれ出る涙が止まりません。

4月の雨のようにポトポトこぼれる涙が、マックの柔らかい毛並みにすっと紛れ込んでいきます。

 

再びピアノに向かおうとして、とっておきのアイディアを思いつきました。

以前、マックのことをモデルにして作った歌のことを思い出したのです。

「ちょっと待ってて、クックー」

 

僕は書棚の作曲ノートを漁って、やっと『けいとだま』を見つけました。

4年前にティータイムコンサートで発表して以来、埋もれていた童謡。

 

これがマックと過ごせる最後の時間。

「クッチー、聴いててね」

その日、僕は何度も繰り返し巻き返し、弾き語りしてあげました。

 

けいとだま コロコロ コロリ

ほどけたら つぶらなひとみ

とんで はねて でんぐりがえり

けいとだまが ニャンとないた

 

ふしぎだね パタパタ ことり

あおぞらで なかよしこよし

ボクに はね あればいいのに

けいとだまの しっぽがゆれる

 

ひざこぞう ねんねんころり

ゆめみます あの子のことを

あした また あえるといいな

けいとだまが ねいきをたてた

 

木曜日 黒猫マックの旅立ち

翌日、僕の可愛いマックは灰になりました。

 

マック、奇跡のような3日間をありがとう。

そして、愉快な6年間をどうもありがとう。

マックがいてくれて、僕は幸せでした。

 

 

●出会いから別れまで黒猫マックの想い出

 

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